クルマ+ミリタリー=軍用車両
今でもそうかもしれませんが、ワタシが子どものころはいろいろなブームがありました。特にハマったのはスーパーカーとモデルガンです。
そもそもスーパーカーってなんだ? って話ですが、主に性能と価格がスーパーなクルマたちで、たとえばランボルギーニやフェラーリなど、すんごいエンジンを載せたすんごいクルマのこと。東京・晴海にあった国際展示場でスーパーカーショーが開催されたりして、それはそれはものすごいブームだったのです。
スーパーカー消しゴムのカプセルトイ(うちのあたりではガチャガチャって呼んでました)に10円玉をつぎ込み、学校の休み時間にはBOXYのボールペンでパチンパチンと弾いて走らせるレースに熱中するというスーパーカー世代の王道を歩みました。そしてそれがキッカケとなって運転免許を取るころにはすっかりクルマ好きに。運転も好きだったのでAE86レビンやFC3S RX-7、Z32などあれこれ乗り継ぎました。
もうひとつのモデルガンの方も結構ハマり、お金を貯めてワルサーP38やオートマグ、ピースメーカーなどを買った覚えがあります。高校生になると米軍払い下げのM65フィールドジャケットを買ったのをキッカケに軍服や装備品をちょこちょこと買うようになって、興味の対象がモデルガンからミリタリー全般へとシフト。当時はベトナム戦争時の物が安く出回っていたため、ベトナム戦争で使われたM1956と呼ばれるコットン製の装備品や、M1967というナイロン装備を片っ端から集めたりしていました。
そんな風に育っただけにクルマとミリタリーは大人になっても好きで、いつしか合体して実物の軍用車両に興味をもつようになり、しまいには購入までしてしまいました。最初に買ったのはベトナム戦争のころのM151A2。次は今も乗っているハンヴィーです。
このハンヴィー、よく、維持費が高いんでしょう? と聞かれます。燃費が2km/Lぐらいじゃないかとか、車検でとんでもなくお金がかかるんじゃないかとか。でもそんなことはありません。5km/Lぐらいは走るし、ディーゼルエンジンなので燃料代が少し安くて済みます。車検も、なにごともなければ普通のクルマと同様に、数万円のメンテナンス代と税金などの諸費用がかかる程度です。
なんて言っておきながらアレですが、ひとつ気をつけなくてはならないポイントがあります。それはなにごともなければというところ。そう、特に問題がなければいいのですが、特に問題があった場合はその限りではありません。そして今回の車検ではまさにそのなにごとかがあったのです。
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