米Facebookは12月19日(現地時間)、FacebookやMessengerのハラスメント防止に関する新機能を発表した。
ブロックしたユーザーが新アカウント(不正アカウント)を作成したり、別アカウント(偽アカウント)から連絡を取ろうとしたときに、運営側が積極的に認識し、友だちリクエストやメッセージ送信などを防ぐというもの。Messengerの会話を無視し、送信者のブロック無しで受信トレイから自動的に移動するオプションを提供する。
自動ブロックに関する機能では、IPアドレスをはじめとしたデータを活用して不正ユーザーを認識。これら不正アカウントや偽アカウントの対策に関しては、実際にこれらの被害を受けたユーザーの意見を参考にしたとしている。
また、メッセージブロックに関しては、会話を無視するメッセージをタップすることで、通知の無効化とフィルタリングフォルダへの移動が可能。送信者に知られることなく、会話内のメッセージを読めるという。
新機能は安全なコミュニティを構築するための継続的な取り組みの一環で、女性やジャーナリストのような、嫌がらせを過度に経験する団体からのフィードバックに基づくものと同社は説明。家庭内暴力に関する問題は、インド、アイルランド、ケニア、オランダ、スペイン、トルコ、スウェーデン、米国の、合計150名以上の専門家から成る国家ネットワークとも協力して機能作成にあたったとしている。