2017年12月12日、AMDは同社製GPU向けのドライバー「Radeon Software」を大幅刷新した「Adrenalin Edition」を発表、同時に新ドライバーの提供が開始された。約2年前、同社はそれまで使っていた「Catalyst」ドライバを根本から作り直した「Crimson Edition」を発表済みだが、今回はこれの後継バージョンといえる。
AMDはこれまでもドライバーのチューニングや最適化という側面に非常に心を砕いており、ベータ版ドライバーを積極的に提供する(NVIDIAの場合は特に指定しない限りWQHLドライバーが提示される)姿勢を見せていたが、Crimson Edition以降年1回のメジャーアップデートでさらに完成度を高める体制にシフトしたのだ。今回のAdrenalin EditionはCrimson以降の初メジャーアップデートにあたる。
そこで今回はAdrenalin Editionにはどんな機能があり、どういうメリットがあるのかをチェックしてみたい。