評判のEZCast Proに上位モデル!
EZCast Pro BOXは、以前ASCII.jpでもレビューを掲載したプレゼンテーションデバイス「EZCast Pro」の上位モデルにあたる製品だ。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどを、専用のアプリを介してテレビやプロジェクターに接続すれば、ワイヤレスでデバイスの表示内容を投影できるという特徴を持つ。
どちらかというと、モデムやルーターのように高速な通信性能が必要ではないジャンルの製品であるためか、前製品(EZCast Pro LAN)では、通信規格はIEEE 802.11b/g/nと控えめな仕様にとどまっていた。
それでも大きな問題はなかったが、今回はIEEE 802.11n/ac仕様となり、2.4GHz/5GHz帯に対応。より安定した、レイテンシーの少ない接続を実現している。
会議室の端子は規格がまちまち……
多くのオフィスではHDMIが使用されていることが多いと思うが、DisplayPortだったり、VGA端子だったり、現代化されていない会議室のプレゼンテーション向けデバイスというのは、必ずしも、全員が手軽に使えるものとは言いにくいかもしれない。
EZCast Pro BOXの強みは、手間のかかる工事を入れたり、大きなコストのかかる機材を導入する必要なく、会議室やオフィスにワイヤレスプレゼンテーションシステムを構築できる点にある。5万4800円という価格は手放しで安価とは言えないかもしれないが、セルフで設置できる上に、保守点検の意味合いも含んだビジネス用の高価な機材を導入するよりは、はるかにコストパフォーマンスに優れていると評価できるだろう。
Wi-Fiをはじめとして、Bluetoothによる音声出力や、Qiによる充電など、あらゆる接続がワイヤレス化しつつある現代。オフィスから会議室など、場所を移動しての業務だけでなく、特定の座席を設けず、業務内容やその日に応じて座る場所を変える「フリーアドレス」など、できるだけ簡素な作業環境が求められるシーンは増えつつあるように思う。
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