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ズバッと解決! Windows 10探偵団 第355回

押し間違えるとファイルが永久に失われることも……

注意! Windows 10、ファイルコピー後「Ctrl+Z」でファイル完全削除

2017年12月18日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

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 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

ファイルをコピーする

監視報告
注意! Windows 10、ファイルコピー後「Ctrl+Z」でファイル完全削除

 Windows 10でファイルをコピーしたときの挙動が変わったため、注意が必要だ。ファイルをコピーした後、元に戻すショートカットキーの「Ctrl+Z」を押すと、コピーしたファイルが削除されるというものだ。まぁ、当然の動作なのだが、以前は「完全に削除しますか?」と確認してくれたのに、即処理されるのがネックになっている。

ファイルを開いて、編集、保存する

エクスプローラーがアクティブな状態で、Ctrl+Zキーを押すとファイルが消える

Ctrl+Yキーでファイルを戻せるが内容は編集前のものになっている

 これは、コピーしたファイルを開いて、編集した後でも有効になっている。やり直すショートカットキーのCtrl+Yを押すと、ファイルが復活するものの、開いてみると編集前の状態になっている。Ctrl+Zの元に戻す動作を頻繁に使う人は、ファイルコピー後の操作に注意する必要がある。

ファイルを移動し、編集して保存する

Ctrl+Zを押すとファイルが消え、元のフォルダに戻るがファイルは編集後の内容。Ctrl+Yで戻せば、編集後のファイルが戻る

 ちなみに、ファイルを移動した場合、移動後に編集して保存。Ctrl+Zを押すとファイルは消える。しかし、もう一度Ctrl+Yでファイルを復活させると、今度は編集後の情報が残っている。これは、移動元の所にファイルが復活する際、編集後の内容に変わっているため。これはこれで正確には元に戻す動作になっていないので、どうかと思うが挙動は挙動。マイクロソフトが対策するまで、このまま使い続けるしかない。

これでズバッと解決!

 ファイルコピー後にCtrl+Zキーで元に戻すと、コピー操作がなかったことになるのでファイルが消去される。ファイルを編集した後でも有効なので、ファイルの喪失に注意! ファイルの移動をした場合は、Ctrl+Yで復活可能。


 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!


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