フォッシルのAndroid Wear搭載スマートウォッチ「Q コントロール(CONTROL)」は、フォッシルブランド初の心拍センサー搭載モデル。接続するスマートフォンはAndroid、iPhoneともに利用できます。公式サイトの直販価格で4万3200円。
中に入っているのは、本体、充電ケーブル、そしてクイックスタートガイド(日本語を含む多言語対応)、保証書。地味に見逃せないのが、本体が収められているトレーが「Q」の形状になっているところ。時計ブランドらしいデザインセンスです。
ケース径は45mmで、ケース厚さは14mm。充電は専用ケーブルを使用します。20mm幅のストラップであれば一般的な時計のバンドと付け替え可能。もちろん、フォッシルは付け替え用のストラップを販売しています。
防水仕様に関しては、スイムプルーフ・5気圧防水となっています。雨や汗といった水気につよいのはうれしいところ。水泳のトラッキングに必要な耐水性はそなえていますが、サーフィンやシュノーケリングのような、水泳よりも激しい水上/水中アクティビティにはお勧めしないとのことです。
CPUはSnapdragon Wear 2100。メモリーは4GB。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n対応。OSはAndroid Wear 2.0となっています。
心拍センサーで無理のない運動を実現!
Q コントロールは内蔵のアクティビティトラッキング機能で、歩数、距離、消費カロリーなどの活動を記録できますが、やはりメインは心拍センサー。スマートウォッチでトレーニング中の心拍を常に測定できます。もちろん、トレーニング中でなくともサクッと計測することも可能です。
「運動するときに心拍なんて気にしないのでは」と思う人もいるかもしれませんが、健康目的でスマートウォッチ(ウェアラブルガジェット)を選ぶなら、とても重要になる要素なのです。
心臓は、全身に血液を拍出し回収するポンプの働きをしています。長距離走や水泳などに代表される、いわゆる「有酸素運動」をすると、体内の糖質や脂肪が酸素とともに消費されます。一方、心臓は急いで筋肉に酸素を供給しようと、酸素をのせた血液を全身に送るべく拍動数を増やします。
つまり、運動の強さによって心拍は変わってくる。たとえばダイエットを目的とするウォーキング中の目標心拍は、最大心拍(成人では「220-自分の年齢」)の50〜65%と言われています。
要するに、運動の強さによって変化する心拍をチェックすることは、自分に最適な運動量を把握するのにピッタリなわけです。それがスマートウォッチをしているだけでわかるのですから、便利な話なのです。