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「McAfee Labs 2018年の脅威予測」を発表

米マカフィーが大予測、2018年のセキュリティーシーンはこうなる

2017年12月11日 19時00分更新

文● 天野透/ASCII

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 米マカフィーは11月29日(現地時間)、「McAfee Labs 2018年の脅威予測」を発表した。2018年に注意すべきセキュリティー動向を解説するもので、ポイントを以下の5点に集約した。


・防御者と攻撃者の間で機械学習を活用したサイバーセキュリティ ツールの“開発競争”が激化
・従来の脅迫型ランサムウェアの標的、テクノロジー、目的が変化する
・サーバーレス アプリで企業は時間とコストを節約できる一方、攻撃の対象が拡大
・コネクテッド ホーム機器メーカーやサービス プロバイダーは、ユーザーの同意の有無を問わず、より多くの個人データを収集することで、次なる販売機会を探るようになる
・メッセージやSNS投稿など、子供が作成するデジタル コンテンツを収集している企業の存在が、子供に長期的なレピュテーション リスクをもたらす

 本レポートでは、セキュリティーシーンに対する「人間の知能をテクノロジーで強化することが、攻撃者と防御者の間に起こる“開発競争”に勝利するためのカギとなります」という同社CTOのスティーブ・グロブマン氏のコメントや、スマートホーム製品に対する「新たな販売機会を探るために、違法と知りつつより多くの個人データを取得し、その対価としての罰金を支払う企業が横行し、その結果として、そのような企業を規制するための法律が制定されると考えています」という同社の見解など、同社の各研究所などに所属する専門家の知見を数多く収録。サイバー犯罪やITの進化に関する直近の傾向を詳細に検証し、テクノロジーの活用やセキュリティー対策の強化に対する将来像を予測している。

 また、本レポートはマカフィーブログで詳細な解説がされている。

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