米IBMは12月5日(米時間)、POWER9プロセッサーを搭載した次世代のPower Systemsサーバー「Power System AC922」を発表した。x86サーバーと比較すると機械学習を4倍近く高速化できるという。
Power System AC922には、PCI-Express 4.0、次世代のNVIDIA NVLink、OpenCAPIが搭載。これらの組み合わせにより、PCI-E 3.0ベースのx86システムに比べて9.5倍データ転送を高速化できたとしている。
POWER9は世界で最も強力なスーパーコンピューターになると予測される米国エネルギー省の「Summit」および「Sierra」の中枢部で使用されるほか、Googleでも採用されている。POWER9ベースのサーバーにより、IBMではAIとコグニティブのワークロードを強力に推進、世界中の企業で活用できると期待している。