このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第81回
ZenFone 4 Proレビュー 4回目
ZenFone 4とZenFone 4 Proのカメラ機能の違いを検証!
2017年12月07日 12時00分更新
露骨に違って迷うZenFone 4とZenFone 4 Proのカメラ
ZenFone 4レビュー最終回は、スマホチョイスの決め手になる要素のひとつ“カメラ機能”だ。いずれもデュアルカメラだが仕様が異なっており、店頭でチェックする場合はとても迷ってしまうが、カメラアプリは共通している。
2016~2017年のスマホの大半は、アウトカメラが出っ張っているのがお約束。これはアクチュエーターのサイズが主な要因となっているが、ZenFone 4は出っ張りナシ、ZenFone 4 Proは1mmほど出っ張っているのみと、薄い筐体に上手く格納できている。
ZenFone 4はインカメラが8MP、F値2.0(Omnivision 8856)24mm、アウトカメラが12MP、F1.8(Sony IMX362)25mmと8MP、F値2.2(Omnivision 8856)12mm・ワイド120度という構成。
ZenFone 4 Proのインカメラは8MP、F値1.9(Sony IMX319)24mm、アウトカメラは12MP、F1.7(Sony IMX362)25mmと16MP、F値2.6(Sony IMX351)50mm・2倍ズーム(望遠)となっている。
アウトカメラはいずれも光学手ぶれ補正を搭載している。また、ZenFone 4 ProはSoCに搭載されたISPのほかに、ASUS独自のRGB解析エンジン「ASUS SuperPixel Engine」も搭載しており、とくに暗所での撮影性能が大きく向上したという。これは下記のサンプル写真を見てもよくわかる。なお、純正カメラアプリの仕様は共通しているが、一部表示が異なっている。
※以下の写真は原寸で掲載しています。通信量にご注意ください。
ZenFone 4で撮影した写真
ZenFone 4 Proで撮影した写真
自撮りで大活躍するインカメラの比較
インカメラは画素数は同じで、センサーとF値が異なり、仕上がり傾向に違いがある。この点はZenFone 4 Selfieのほうが上ということになるが、十分に使える画質であり、おなじみのリアルタイムビューティー機能も用意されている。ビューティー機能は10段階で、4段階目付近まではナチュラル路線であり、一時期に見られた過度の補正感は薄れている。そのため、男性の場合でも補正+1あたりで薄く補正を入れておくと、良い感じの自撮り写真になる。
ZenFone 4 | ZenFone 4 Pro | ZenFone 4 Selfie Pro(参考) | |
---|---|---|---|
メーカー | ASUS | ||
予想実売価格 | 5万6800円 | 8万9800円 | 4万2800円 |
ディスプレー | 5.5型液晶 | 5.5型有機EL | 5.5型有機EL |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
サイズ | 75.2×155.4 ×7.5mm |
75.6×156.9 ×7.6mm |
74.8×154 ×6.85mm |
重量 | 165g | 175g | 147g |
CPU | Snapdragon 660 2.2GHz (オクタコア) |
Snapdragon 835 2.45GHz (オクタコア) |
Snapdragon 625 2GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 128GB | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大2TB) | ||
OS | Android 7.1.1 | ||
LTE対応バンド | 1/2/3/5/7/8 /18/19/28/ /38/39/40/41 |
1/2/3/4/5/7/8 /12/17/18/19/20 /26/28/29/30 /38/39/40/41 |
1/3/5/7/8/18 /19/26/28/38/41 |
3G対応バンド | 1/2/3/5/6/8/19 | 1/2/3/4/5/6/8/19 | 1/2/5/6/8/19 |
DSDS 4G+3G | ○ | ○ | ○ |
CA対応 | ○(3CC) | ○(3CC) | ○(2CC) |
au VoLTE | ○ | ○ | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12+8メガ /イン:8メガ |
リア:12+16メガ /イン:8メガ |
リア:16メガ /イン:12+5メガ |
バッテリー容量 | 3300mAh | 3600mAh | 3000mAh |
指紋センサー | ○ | ○ | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C | Type-C | microUSB |
カラバリ | ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト | ピュアブラック、ムーンライトホワイト | ネイビーブラック、クラシックレッド、サンライトゴールド |
この連載の記事
-
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 -
第506回
スマホ
Galaxy Z Fold Special Editonを最速レビュー! 厚さ10.6mmの薄型折りたたみスマホ -
第505回
スマホ
シャオミの折りたたみ機「Xiaomi MIX Fold 4」は閉じても9.47mm! ライカカメラ搭載の激薄機をレビュー -
第504回
デジタル
唯一無二の3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT Ultimate Design」を早くも触った! 40万円の価値アリ! -
第503回
スマホ
シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力 -
第502回
スマホ
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する -
第501回
スマホ
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる -
第500回
スマホ
サムスンの指輪型デバイス「Galaxy Ring」を使って変わった健康への意識 -
第499回
スマホ
サムスン「Galaxy Z Fold6」は折りたたみに加えてAIでビジネス機能が大幅強化された -
第498回
スマホ
「Galaxy Z Flip6」はGalaxy AIの活用でよりカメラ撮影が楽しくなった - この連載の一覧へ