10月17日から配信されたWindows 10のFall Creators Updateにより、一般ユーザーでもWindows Mixed Reality(以下、Windows MR)を利用できるようになった。コンテンツの利用には対応ヘッドセットやコントローラーが必要なので、どのモデルを購入しようか検討している方も多いのではないだろうか。この機会に、PCごと買い換えようという方もいるかもしれない。
そこでオススメしたいのが、日本HPの「HP Windows Mixed Reality Headset(コントローラー付き)」、NVIDIA GeForce GTX 1060搭載の「HP Pavilion Power 580」だ。
今後登場するであろうMRコンテンツを存分に堪能するなら、高品質なヘッドセットとハイスペックなPCは必須となるが、その点、日本HPの製品ならクオリティーもパワーも十分以上の実力を備えている。例えば、今回紹介する「HP Pavilion Power 580」であれば、米マイクロソフト本社による実機検証によって「Windows Mixed Reality Ultra 認定 PC」の認定を受けた製品なので安心だ。 「HP Windows Mixed Reality Headset(コントローラー付き)」とWindows Mixed Reality Ultra認定PCのお買い得セットに関するキャンペーンを12月15日から28日まで実施するとのことで、日本HPの製品はまさに今が狙い目なのだ。
さらに、VRだけでなく、大画面でもPCゲームをとことん楽しみたいなら、27型4Kディスプレー「HP ENVY 27s」もオススメしたい! 今回はこの3製品について一気にレビューするのだ。
「HP Windows Mixed Reality Headset」の装着感は上々
「HP Windows Mixed Reality Headset(コントローラー付き)」は、ゴーグルで視界を覆うタイプのいわゆる「没入型HMD」だ。目の周辺や鼻、後頭部が触れる部分には柔らかなスポンジ素材が使われており、装着感は悪くない。バンドの長さは、後頭部のダイヤルを回すことで調整可能。ベルト方式では両手を使ってバンドを締める必要があるが、ダイヤル式なら片手で手軽に調整できる点が便利だ。ヘッドセット部分の重さは実測で480g程度。非常に軽量というわけではないが、かといって重さが気になるほどでもない。
ちなみに筆者は普段からメガネをかけているのだが、「HP Windows Mixed Reality Headset(コントローラー付き)」(HP Windows MR Headset VR1000-123jp)はメガネを装着したままでも利用できた。
ディスプレーのサイズは2.89インチで、解像度は片側で1440×1440ドット、両側合わせると2880×1440ドットとなる。リフレッシュレートは最大90Hzで、視野角は水平方向で最大100度だ。
「Windows Mixed Reality」対応ヘッドセットの主なスペック | |
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ディスプレー方式 | LCD |
ディスプレー | 2.89型×2 |
解像度 | 2880×1440(1440×1440×2) |
視野角(最大) | 100度 |
リフレッシュレート(最大) | 90Hz |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、トラッキングカメラ |
インターフェース | USB 3.0、HDMI 2.0 |
オーディオ | マイク・ヘッドホン兼用端子(3.5mmステレオミニジャック) |
ケーブル長 | USB 3.0端子(Type-A)/HDMI(Type-A)コンボ端子ケーブル(ケーブル先端はUSB 3.0、HDMIコネクターに分岐) |
コントローラー | モーションコントローラー(単三乾電池×4が必要) |
操作には、付属のコントローラーを使用する。マウスでも一応操作できるものの、コントローラーを使ったほうが圧倒的にスムーズだ。コントローラーはマイクロソフトのリファレンスデザインそのままの形状で、他社製のWindows MR対応ヘッドセットに付属するものとほぼ同じといっていいだろう。
コントローラー自体は軽く、単三電池2本をそれぞれセットすると実測で180g前後(電池込み)だったので、そう気にならないだろう。ただしMRコンテンツプレー中は腕を常に前に出しているので、長時間利用しているとやや重さを感じてくる(もっともこれは筆者の運動不足が原因なのかも)。