2017年もあとわずか。師走という言葉どおり編集部では慌ただしい日々が続いており、今はのんびりダラダラと過ごす正月を夢見て毎日を過ごしている。ただ、毎年仕事を納めてから正月にかけて、いくらダラダラと過ごすといってもさすがに暇すぎて何をしてよいのかわからくなる。そこで今年は、まだ遊んでいないゲームを始めてみようと考えている。
新作MMORPG「BLESS」はストーリーが面白いってよ
実はだいぶ前から、ドはまりできるゲームはないか……と探していたが、あまり心に刺さるゲームが見つからずに過ごしていた。そして最近、1つのゲームにたどり着いた。まだサービスを開始して間もない新作MMORPG「BLESS」だ。サービス開始前から、編集部の同僚たちがざわざわと「BLESS」の話をしているのを聞いていた。どうやら、昔からMMORPGをプレーしていた人たちが、「BLESS」に注目しているようだった。「ベータテストやったんだけど、昔のMMORPGの良さがちゃんとあるんだよねー」と先輩は語っていた。
それはいいことを聞いたと思った。私も中学から高校生にかけて、MMORPGをプレーしていた。懐かしいあの頃を思い出すような、そんなMMORPGなら遊んでみたいなと感じた。それから月日が立ち、CBT2に参加したり、仕事でプロデューサーにインタビューにいったり(関連記事)しているうちに、どんどん興味が沸いていった。そして、段々と「BLESS」に関する情報を集めていった。
調べていくうちに、どうやら「BLESS」はストーリーに力を入れているらしいという情報が入った。私が「BLESS」をプレーしてみたいと感じた1番の理由だ。MMORPGは、PvPコンテンツやダンジョン、レイドボスに力を入れているタイトルが多く、ストーリーは序盤にこの作品はどんなMMORPGかを説明するためにあったり、アップデートや新キャラの登場の際にちょっと楽しめたりする程度というイメージが強い。
ダンジョンはまだしも、PvPコンテンツやレイドボスに挑戦するには、時間をかけてレベルをそこそこ上げなくてはいけない。社会人となって、プレーする時間も昔ほど多くないので、そういったコンテンツにたどり着くまでにやめてしまうことが多かった。だが、ストーリーがしっかりしていれば、楽しみながらレベルがあげられる。これはプレーするしかない! と正式サービススタートを待っていた。
グラフィックスが素晴らしいからこそ最高設定で遊びたい
11月2日、「BLESS」の正式サービスがスタートした。これは正月といわず、すぐに初めてみよう! と思ったが、1つ問題があった。自宅で使っているパソコンが古く、最高のグラフィックスで「BLESS」を堪能できなかったのだ。「BLESS」には設定が大きく1~5まであり、自宅のパソコンでは2か3で精一杯だった。せっかくガッツリ始めるなら、設定5で快適に遊びたい。そこで、一念発起してパソコンを一新することにした。
「BLESS」が設定5で快適に動くパソコンを自作
不安なのでショップ店員さんに相談した
以下が「BLESS」の必要動作環境で、この推奨動作環境以上のスペックでパソコンを組みたいと思ったが、かなり久々な自作なのでいざ秋葉原まで足を運んだものの、ちょっと不安だった。しばらくふらふらと電気街をさまよっていて目にとまったのが、ドスパラ秋葉原本店。もう、ショップ店員に聞くのが一番早いと思い、入店して店員さんに話しかけた。
「BLESS」の必要動作環境 | ||
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必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7/8/8.1/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Core i5-4670/AMD FX8350 | Core i7-7700/AMD Ryzen 7 1700 |
グラフィックス | GeForce GTX 760/Radeon HD7870 | GeForce GTX 1060/Radeon RX580 |
メモリー | 8GB | 16GB |
ストレージ | HDD、空き容量55GB以上 | SSD、空き容量55GB以上 |
Direct X | Direct X 9.0以上 |
対応してくれたのは、店長の黒川 裕大氏。「BLESS」が快適にプレーしたいということと、推奨スペックを伝えると、1つ1つパーツを推薦してくれた。
まず、CPUは第8世代Coreプロセッサー(コードネーム:Coffee Lake)のCore i7-8700K(3.7GHz)。推奨スペックはCore i7-7700だが、第8世代は前世代と比較して結構性能がアップしているので、ここは新世代をチョイス。もし価格を抑えたいのであれば、Core i7-7700もしくはCore i7-8700でもOKだ。CPUに合わせて、マザーボードはASRockの「Z370 Pro4」を選んだ。
CPUを上位モデルにしたので、冷却もこだわりたい。そこでオススメしてもらったのが「虎徹 MarkII(SCKTT-2000)。ニッケルメッキ処理済みの銅製受熱ベースや6mm×4のヒートパイプを採用。価格がお手頃なのもうれしい。
CPUの次は、グラフィックスカード。推奨スペックはGeForce GTX 1060だが、最新のGeForce GTX 1070 Tiが気になっていたのでPalitの「NE5107T015P2-1043D」に決定。9cmのファンを2つ搭載し、ハニカムブラッド構造を採用しているため、GPUが生成する熱を効率よく排熱してくれる。こちらも、GeForce GTX 1060でも大丈夫だが、できればVRAMは6GBのほうがいい。
CPUとグラボは予算的にがんばったので、メモリーは推奨スペックどおり16GBメモリーに。オススメされたのは、見た目がカッコいいCorsairの「Vengeance LPX」シリーズ。アルマイト処理を施した特殊ヒートスプレッタを採用し、高い熱放散性能を実現するのが特徴。また、工場でテストとスクリーニングを実施し、厳しい基準をクリアしているのも選んだ理由の1つだ。
ストレージはSSDを選択したが、予算が危なくなってきたので、価格も手ごろなPalitの240GB SSDを選択。ただ、自作するときに電源はいい製品にしようと決めていたので、イチ押しされたドスパラとENERMAX共同開発の80 PLUS GOLD認証オリジナル電源ユニットにした。すべてのコンデンサーに日本メーカー製の105℃電解コンデンサーを採用しており、耐久性と安定性にすぐれているのが特徴だ。
最後に、ケースは後の性能強化も考えてENARMAXのATXケースを選択。サイドは強化ガラスを採用しており、中身がバッチリ見える。また、背面にはLED付きで青く光る120mmファンも搭載している。
以上が今回の構成。ドスパラ秋葉原本店では、私のように遊びたいゲームが快適に遊べるパーツを教えてほしいと店員さんにいえば、1から丁寧に教えてくれる。自作したいけど、どのパーツがいいのか自分で選ぶの不安という人は、近くにあるドスパラ店舗に行って店員に聞くといい。また、予算を伝えて選んでもらうのもありだ。そのほか、秋葉原の場合はゲーミングデバイスを数多く揃っているGALLERIA Loungeもあるので、ゲーミングデバイスはそちらで選ぶといい。
なお、ドスパラをはじめとする各PCメーカーが推奨パソコンも用意しているので、自作するのはちょっと……という人はそちらを選択してみるのもありだ。
「BLESS」は、設定不問だとそこまでスペックが高くなくても遊べるが、一番上になるとそれなりにスペックが必要になる。ひとまず予算を決めて、「これくらいの価格でパーツほしいです」と店員に言えば、予算内でしっかりとパーツを選んでくれる。とにかく「BLESS」が快適に動作するパソコンがほしい場合は「『BLESS』が快適なパソコン組みたいです!」と伝えよう。
自作パソコンの構成と価格 | ||
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カテゴリ | 製品名 | 価格 |
CPU | Intel Core i7 8700K BOX | 4万4790円 |
CPUクーラー | Scythe SCKTT-2000 (虎徹 Mark II) | 4102円 |
SSD | Palit GFS-SSD240 | 1万1480円 |
メモリー | Corsair CMK16GX4M2A2666C16 | 2万1900円 |
電源ユニット | ENERMAX ERX650AWT-DP ドスパラ×ENERMAX共同開発電源ユニット | 1万3980円 |
PCケース | ENERMAX GraceFun Black グラシファン ブラック | 5670円 |
OS | Microsoft Windows 10 Home 日本語 USB FLASH Driveパッケージ | 1万5909円 |
グラフィックスカード | Palit NE5107T015P2-1043D (GTX1070Ti 8GB DUAL) | 5万5890円 |
マザーボード | ASRock Z370 Pro4 | 1万5240円 |
合計金額 | 18万8961円 |
※価格は取材時のもので、変動する可能性があります
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