歌手・女優の上野優華さんと一緒に“いい音”を探していく企画。第4回はイヤモニ(カスタムIEM)の制作にチャレンジしてもらうことになりました。
実はこの企画、2月4日(日)に赤坂BLITZで開催されるバースデーワンマンライブ「上野優華 20th Birthday Oneman Live ~進め!すだちっ娘!コドモ千秋楽♡ 始まりのあの場所で~」に向けたものとなります。実際にライブで使用するカスタムIEMの制作現場に潜入してみました。
来年20歳の誕生日を迎える上野優華さん。10代最後を飾る2017年に訪れた“耳型採取”初体験の感想はいかに?
機種を選び、耳型を採取、デザインにもこだわれる
カスタムIEMを制作する際には大きく分けて以下の3つが必要です。
1) 製品の選択
2) 耳型(インプレッション)の採取
3) デザインやアクセサリーなどの決定
3つの条件を揃えたうえで注文することになります。メーカーによっては直接発注することもできるようですが、一般的なのは販売店で注文することでしょう。e☆イヤホンの場合、秋葉原に“カスタムIEM”の専門店があり、耳型の採取から、30を超える豊富なブランドの製品の試聴、そして注文までワンストップで済ませることができます。
耳型を採り、自分の耳の形にピッタリと合ったイヤフォンを作るカスタムIEMの魅力は遮音性の高さや装着感の良さです。また、デザインに関しても豊富な選択肢が用意されています。さらにこだわるのであれば、自分で制作した画像を入稿してオリジナルデザインに仕上げることも可能です。まさに自分仕様にカスタムした1台が手に入るというわけです。
またカスタムIEMを手掛けるブランドはかなりの数に上ります。
有名どころでは米国のUltimate Ears、国内ではFitEarなどがまず思い浮かびます。もちろんこれ以外にも幅広いブランドの製品があります。WestoneやJH Audioなど北米に拠点を置くブランドが多い印象ですが、欧州や日本・中国・シンガポールといったアジア圏のブランドも多数存在します。
基本的には高価なカスタムメイドの製品です。しかし価格帯は幅広く、フルレンジのバランスド・アーマチュア型ドライバー1基のみを搭載して5万円以下の価格にするなど、比較的手が出しやすい製品も存在しています。一方で上を見れば、片側8、10、12、14、18基のドライバー……など、ものすごい数のドライバーを積み40万円近い価格の製品もあります。ドライバー数の競争はまさに天井知らずという感じです。
とはいえ一般的には10万円台前半の予算を見込んでおけば、選べる製品の選択肢は豊富です。自分に合ったものをじっくりと選べることもあり、まずは3~5ドライバー程度の製品を選んでみてはどうでしょう? なお、製品は受注してからの生産となるため、納期は早いもので2~3週間。海外製品では1~3ヵ月程度になる場合が多いようです。
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