インテルのメインストリームCPUとしては約10年ぶりとなる最大コア数の増加を実現した「第8世代Coreプロセッサー(コードネーム:Coffee Lake)」。6コア / 12スレッドのi7最上位「Core i7-8700K」を筆頭に、どのSKUも前世代からコアが2つずつ増えたことで処理能力が大きく向上しており、それでいて価格は前世代からほぼ据え置き。ユーザーの評判も上々で、PCショップでも発売後しばらくの間、品薄状態が続いているようだ。
TSUKUMOのBTOゲーミングPC「G-GEAR GA7J-J92/ZT」は、そんなCoffee Lake世代の6コアCPU「Core i7-8700K」をいち早く搭載したゲーミングPCだ。近年はマルチスレッドCPUを効率よく扱えるDirectX 12対応のゲームタイトルが登場してきたこともあり、単純なゲーム用途においてもCPU処理能力の重要性は無視できない。
加えて、CPUに負荷のかかるゲームプレイのリアルタイム配信や録画もかなり一般的になってきた。ゲームのfpsを稼ぎつつ、高画質でゲーム配信をしたいような場合は、本製品のような多コアCPU搭載のPCを使うのがベターと言えるだろう。GPUはハイエンドのGeForce GTX 1080を採用しており、今後数年間は安心して利用できるゲームPCとなっている。
「G-GEAR GA7J-J92/ZT」の主なスペック | |
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CPU | Core i7-8700K(6コア/12スレッド、3.7~4.7GHz) |
マザーボード | TUF Z370-PLUS GAMING(Intel Z370) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 16GB(8GB×2、DDR4-2400) |
グラフィックス | GeForce GTX 1080(8GB) |
ストレージ | 500GB SSD(SATA)+2TB HDD(SATA) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 650W(最大700W、定格650W、80PLUS BRONZE認証) |
本体寸法 | およそ幅190×奥行き475×高さ435mm |
重量 | およそ12kg |
販売価格 | 22万6584円(税込) |
この記事では、「G-GEAR GA7J-J92/ZT」の外観や気になるベンチマーク結果などを紹介する。
ATXサイズのミドルタワーケースを採用
「G-GEAR GA7J-J92/ZT」のPCケースは、同シリーズではおなじみのオリジナルミドルタワーケース。本体サイズはおよそ幅190×奥行き475×高さ435mmと決して小さくないが、そのぶん通気性や内部での作業性(パーツの換装時など)の面ではメリットがある。フロント部にはアクセスしやすい電源スイッチやUSB 3.0端子×2、ヘッドフォン・マイク端子を備え、最近は省かれがちな光学ドライブもしっかりマウントされているなど、使い勝手も良好だ。
デザイン自体はゲーミングPCとしてはおとなしめで、特にサイドパネルは吸気口のみが大きくレイアウトされた非常にシンプルなつくりとなっている。最近はサイドパネルにアクリルや強化ガラスを採用し、内部構造を見せるようなケースも多くなってきたが、こういった落ち着いたPCが好きな人も多いだろうし、実際に部屋に置いても馴染みやすいだろう。
他のケースにあまりない特徴として、フロント上部に小物を置けるゴム製滑り止め付きのスペースが用意されていることが挙げられる。スマホ程度のサイズはもちろん、滑り止め付きなので、ちょっとはみ出る程度の大きさでも問題なく利用できるはず。PCケースを床に直接置く場合でも、机の上に乗せる場合でも便利に使えるだろう。