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上野優華の“e☆音”探し〜イヤホン・へッドホン〜 第2回

いっぱい点数付けてみた、上野優華が注目ヘッドホンを斬る!? (1/4)

2017年09月29日 17時00分更新

文● ASCII

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 歌手・上野優華さんと一緒に“いい音”を探していく企画。第2回では“ヘッドホンのこだわりを感じる”をコンセプトに、再び専門店・e☆イヤホンを訪れました。

 ヘッドホンは身に着けるものなので、音はもちろんデザインや上質感にもこだわりたいところです。前回はイヤホンに興味を持ってもらうため、真剣に悩みながら、自分で選んで1台を購入してもらいましたが、その感想も交えながら、歌手ならではの視点で、自分にとってのベストな製品はどれかを決めて行ってもらいましょう。

※記載されている製品の価格は当日の販売価格に基づく、参考価格となっており、変動する可能性があります。

自腹で買ったイヤホンの感想は
「いきなり満点じゃもったいないので88点」

 さて、上野優華さんというと、最近Mr.Childrenの名曲「しるし」をカバーし、音楽配信サイトや有線放送で話題を集めています。しるしはドラマ「14才の母」の主題歌としても知られる楽曲。これを上野優華さんが、自身のアコースティック・マンスリー・ライブで歌ったところ、好評に。

 10代とは思えない大人びた声で、男性ボーカルの楽曲を歌う様子が“泣ける”と評判のようです。週間USEN HIT J-POPランキング(2017年9月8日~2017年9月14日)」では見事1位を獲得しています。

 そこでまずは前回購入したイヤホン「1MORE Piston Classic」や、新録音の「しるし」について質問します。

 イヤホンを使い始めて、特にボーカルに関しては「ブレスの出方の違い」を実感したそう。高音質な製品で、じっくりと楽曲を聴くことで、これまでにない発見があったそうです。

上野 「“歌”的なところで言えば、やっぱりブレスの出方がイヤホンによって違う気がしますね。普通はそんなに意識して聴く場所ではないと思いますが、こういう細かいところも聞いてもらうことで、声の表情をよりいっそう感じてもらえると思います!」

 ブレスに関するこだわりは、もちろんしるしでも同様です。

上野 「しるしは、しっとりとした曲調から始まります。だからブレスは最初、そんなに激しく入れているわけではありません。ラストに向かうにつれて、曲がより訴えかけてくるというのが私のイメージです。だからそこのブレスは、前半とは雰囲気を変えて収録しています。ブレスが入ると“切ない感情”だったり、“苦しさ”といった心情を細かく演出できると私は思っているので、曲によっては、わざと息を立てて吸うこともありますね」

 曲の持つ切なさに加えて、印象的な歌詞の魅力にも引かれるそうです。

上野 「一番好きな部分は、『共に生きれない日が来たって、どうせ愛してしまうと思うんだ』って、サビの歌詞ですね。『あぁ……なんでこんな素敵な歌詞が書けるんだろう』と、恐ろしく感じてしまうほどです。“どうせ”って言葉には、本来は“諦め”や“投げやりな感じ”がありますが、“どうせ愛してしまう”と書くと、本当にいろいろな意味がこもってくるなって。そこに切なさを感じるし、広い優しさも感じるし……。このどうせはなんで出てきたんだろう、なんで思いついたんだろう、なんて素敵なんだろうって思いました」

1MORE Piston Classic

 自分で買ったイヤホンで聴くと、スタジオとはまた別の感想を持つのだろうか。上野優華さんは、自身で購入した1MORE Piston Classicのほかに、e☆イヤホンスタッフの勧めで、「KINERA Bd005E」も試してもらっている。イヤホンの違いも含めて聞いてみました。

上野 「1MOREは結構悩みに悩んで買ったものです。デザインも含めて気に入っています。使うのは主に移動中で、使うだけで選んだときの楽しさがよみがえって、ルンルンな気持ちになります。自分で選んだ甲斐があったなと。

 点数を付けるなら満足度は88点ぐらいですかね。満点じゃないのは、今後もっといいものに巡り合うかもしれないという希望を託して。本当はめちゃくちゃ満足しているんですよ! ただ改めてお店に来てみると、新製品や色違いもあって、100点を出してしまうのはもったいないのではと。88ならゾロ目で縁起もよさそうですし(笑)。

 トーンバランスの良さがお気に入りポイントだったのですが、移動中に聴いても、クリアーだけど、低音もバランスよく出ていて聴き疲れしません。小型だから自分の耳にも合っていて、これにして良かったなと思っています」

 一方でKINERA Bd005Eについては:

KINERA Bd005E(写真はe☆イヤホン10周年記念の限定モデル)

上野 「KINERAは……なんだろう。勢いというか、音の圧力みたいなものが、スタジオに近づいているように思えますね。L/Rの分離がハッキリしているので、例えば右から左にパンする音なんかもしっかり聴こえてスゴイと思います」

 最近では移動中に音楽を楽しむ際は、1MORE Piston Classic、じっくりとデモ音源などをチェックする際にはKINERA Bd005Eといった使い分けもしているそうです。KINERAに関してはいわゆるシュア掛けの装着方法も気に入っていて「掛け方の安定感にもビックリしました」とのこと。

上野 「耳から飛び出ないので、寝転んでも音楽が聴ける。寝る前に音楽に浸りたいときにも『めっちゃ便利やな』(徳島出身)って思いました。イヤモニはライブで使ったことがあるのですが、日常生活での利便性もあることに驚きました!」

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