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ソニーの新ウォークマン&ヘッドフォンを徹底レビュー! 第2回

完全ワイヤレスモデルは高音質? ソニーの大ヒットヘッドフォン後継モデルを聴く!

2017年09月14日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 前回はウォークマンの最新モデルを紹介したが、同時に発表されたワイヤレスヘッドフォン「1000X」シリーズの注目度も高い。

 1000Xシリーズは3つの製品がある。1つは完全ワイヤレスタイプとなる「WF-1000X」(実売価格 2万7000円前後)、次いでネックバンド型の「WI-1000X」(同3万7000円前後)。そして、オーバーヘッド型ヘッドフォンの「WH-1000XM2」(同4万3000円前後)。今回はこの3モデルをじっくりと紹介していく。すべて10月7日発売だ。

なぜ、1000Xシリーズが注目されているのか?

従来モデルの「MDR-1000X」

従来モデルの「MDR-1000X」

 その前に、なぜ1000Xが注目されているか、その背景を少し解説する。この3製品は2016年に発売されたワイヤレスヘッドフォン「MDR-1000X」の後継機種となる。

 MDR-1000Xはノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドフォンで、その万能性から大ヒット商品となった。

 その後継モデルという理由もあるのだが、今回の新製品の中に完全ワイヤレスタイプでノイズキャンセリング機能が搭載されているWF-1000Xがあり、ソニー初の完全ワイヤレスタイプということで注目が集まっているのだ。

完全ワイヤレスでノイズキャンセルも搭載!!
軽快さNo.1の「WF-1000X」

カナル型のイヤフォンと収納ケースがセットになっている「WF-1000X」

カナル型のイヤフォンと収納ケースがセットになっている「WF-1000X」

 ということで、早速WF-1000Xを紹介していこう。カナル型のコンパクトなモデルで軽快に使えるタイプだ。

ハウジングの外側にはノイズキャンセル用のマイクが、前方の透明部分はアンテナがある

ハウジングの外側にはノイズキャンセル用のマイクが、前方の透明部分はアンテナがある

イヤーチップ側を見ると、充電用の接点がある。ドライバーユニットを収める部分は円筒形となっている

イヤーチップ側を見ると、充電用の接点がある。ドライバーユニットを収める部分は円筒形となっている

 ハウジングは前方の透明な部分にアンテナが配置された形状になっている。製品の構成は、左右のイヤフォンと充電器を兼ねる収納ケースがセットになっており、このあたりは他の完全ワイヤレスタイプと同様だ。

 使用するドライバーユニットは、直径6mmのダイナミック型でCCAWボイスコイルやネオジウムマグネットを採用している。

収納ケースにセットした状態。カチリと押し込むと充電が開始される

収納ケースにセットした状態。カチリと押し込むと充電が開始される

収納ケースの裏側。NFCのマークはここにある

収納ケースの裏側。NFCのマークはここにある

 NFCのチップは本体ではなく収納ケースに装備されており、ケースの裏側にNFCマークがある。ケースにセットした状態でNFCによるBluetoothペアリングを済ませるのは手軽だ。

 ケースから取り出すと電源が自動でオンとなるのですぐに使えるのも便利。なお、手動のペアリング操作は左側のイヤフォンにある電源ボタンでも行なえる。

 連続再生時間は約3時間だが、収納ケースで2回分の充電が可能。使わないときにケースに収納すると充電されるので、あまり再生時間の短さは感じないだろう。

 アンテナ部分が前側に張り出してはいるが、ハウジング自体は円筒形の形状でサイズはやや大きめ。バッテリーやBluetoothのための回路も持つので仕方ないだろう。

 ノイズキャンセル機能は、外音取り込み機能も備えており、左側にある電源ボタンを短く押すことで切り替わる。このほかに、スマホ用アプリ「Headphones Connect」(無料)に対応しており、細かな設定ができる。これについては次回紹介する。

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