ソニーは9月5日、人気を博したBluetoothヘッドフォン「MDR-1000X」の後継機を含むヘッドフォン/イヤフォン新製品を発表した。いずれも10月7日発売となる。
人気ヘッドフォンの後継は3タイプに拡充!
完全ワイヤレスモデルも!
2016年10月に発売されたMDR-1000X(実売価格 4万円前後)は、Bluetoothヘッドフォンながらノイズキャンセリング機能付きということで人気となったモデル。
その後継モデルは3つ。従来通りヘッドフォンスタイルの「WH-1000XM2」(予想実売価格 4万3000円前後)、ネックバンド型イヤフォンスタイルの「WI-1000X」(同3万8000円前後)、完全ワイヤレスタイプの「WF-1000X」(同2万7000円前後)で、いずれもノイズキャンセリング機能を持つ。。
WH-1000XM2は基本仕様は従来モデルと同等。40mmドライバーを採用し、Bluetoothは高音質コーデックのLDACに対応する。ただし、新機種は新たにapt-X HDコーデックにも対応した。
SBCなどの高音質ではないコーデックでも、音声をハイレゾ相当にアップスケーリングして再生する「DSEE HX」を内蔵。スマホアプリからこのオン/オフが可能となり、オフにすればBluetooth&ノイキャン使用時の連続再生時間が約20時間から30時間に延長できる。
WI-1000Xは9mmのダイナミックドライバーとBAドライバーを内蔵。ハイブリッドドライバー仕様となっている。
ネックバンドはスマホとのペアリング時、着信があると振動するようになっているほか、イヤフォンから出ているケーブルを収納することができ、持ち運び時にケーブルが邪魔にならない。
WF-1000Xは左右が単体で動作する完全ワイヤレスのイヤフォン。本体のみで3時間の連続再生が可能だ。
充電が可能な専用ケースが付属し、ケースで2回の充電が可能。ケースはNFCに対応しており、スマホをかざすとイヤフォンとのペアリングができる。
イヤピースはやや長めのものなど3種類を同梱。自分の耳の形状に合わせて好きなタイプを選べる。
この3製品は「Sony | Headohones Connect」というアプリを利用することで、さまざまな調整が可能。ノイズキャンセリングの強~弱から、外音取り込みの際のレベル、サラウンドやイコライザーの調整が可能なほか、スマホのセンサーを活用して止まっている時や歩いている時、乗り物に乗っている時など、状況に合わせて自動で設定が変更される「スマート自動設定」も利用できる。
音をハイレゾ相当で再生する「h.ear on 2」
デザイン重視型の「h.ear on 2」シリーズでは、Bluetoothヘッドフォン2種類「WH-H900N」(予想実売価格 3万5000円前後)、「WH-H800」(同2万5000円前後)とインイヤータイプの「WI-H700」(同2万2000円前後)が登場。
ノイズキャンセル機能搭載のWH-H900Nは外音取り込み機能に対応。ハウジング部がタッチパッドになっており、ハウジングに手をあてることで外音取り込みが有効になる「クイックアテンションモード」などが利用できる。
WH-H800はオンイヤータイプの軽量(180g)ヘッドフォンで、軽量ながら40mmの大口径ドライバーを採用。ユニット自体はハイレゾ対応となる。
「WI-H700」は9mmドライバーを搭載するネックバンドタイプのイヤフォン。ケーブルにマグネットを付け、左右のケーブルをまとめられるなど、ケーブルマネージメントを改善している。
いずれもDSEE HXを新たに搭載し、SBCなどのコーデックで受信してもヘッドフォン/イヤフォン側でハイレゾ音源相当にアップスケーリングして再生する。LDACやapt-X、apt-X HDといった高音質コーデックで再生する場合はDSEE HXは機能しない。
また、上述のSony | Headohones Connectアプリに対応しており、サラウンドやイコライザーの調整が可能。WH-H900Nは外音取り込みのレベルも調整できる。
このほか、実売7000円前後という低価格なネックバンド型Bluetoothイヤフォン「WI-C400」も発表されている。