テクノロジーイベント「Lenovo Tech World」が開催中
2画面スマホやスマートシューズ!? レノボが次世代製品コンセプトを公開
2015年05月28日 16時22分更新
Lenovoは現地時間5月28日、同社が初めて開催するテクノロジーイベント「Lenovo Tech World」を実施。キーノートにLenovo CEO兼会長のヤン・ヤンチン氏が登壇し、将来的に発売が予定されているスマートフォンやスマートウォッチのコンセプトモデルを公開した。
スマートウォッチのコンセプトモデル「Magic View」は、腕時計のサイズ的な制約と、簡単な内容以外の表示をどうするかという課題にフォーカス。スマートウォッチとして初めて2つの画面を搭載している。
第2画面は「インタラクティブに操作できる仮想ディスプレー」で、メイン画面の物理的なサイズから生じる制限を取り除けるとしている。光の反射を利用して仮想イメージを描いており、時計のディスプレーの20倍以上の大きな表示が可能になるため、地図でルートをたどったり、写真を見たり、ビデオを観たりするのに便利だとしている。
スマートフォンのコンセプトモデル「Smart Cast」は、レーザープロジェクター、赤外線モーションディテクター(動体検知)機能を内蔵。テーブル上に大きな仮想タッチスクリーンを投影して仮想キーボードで入力したり、計算機・文書や図表の作成・Microsoft PowerPointを使った編集作業など、さまざまな仕事用アプリケーションを利用できるとしている。
プロジェクター単体でビデオを上映したり、プレゼンテーションを演じたり、プロジェクターによる壁への投影とスマートフォン本体のスクリーンに異なる内容を表示して、まったく新しいタイプのビデオチャットを楽しめるとのこと。Lenovo Tech Worldの会場では、中国の著名ピアニスト、ラン・ラン(Lang Lang)氏が登場し、スマートフォンのプロジェクターから投影されたフルサイズの譜面付きの仮想鍵盤で「The Entertainer」を演奏している。
上記2つのコンセプトモデルに加え、第3の製品コンセプトとしてIoTデバイス「Smart Shoes」が提示された。アプリと連携しての心拍数やカロリー消費といったフィットネスデータの追跡・分析に加え、地図や指定場所への道順の表示などが可能だという。