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全世界の詳細地形図を個人で、無料で作ることも可能に

JAXA、全世界の30mメッシュ標高データを無償公開

2015年05月18日 16時48分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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30mメッシュデータで描いたエベレスト

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月18日、全世界・30mメッシュ地図の標高データを無償交換した。

 これは陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」による観測画像を用いて整備した全世界の陸地の起伏を水平方向30m細かさで表現できる標高データセット。

30m相当解像度の全球数値標高データ 

 別途NTTデータが販売を開始した5mメッシュ版をベースとして制作されており、全地球規模の標高データセットしてしては世界最高水準。科学研究分野や教育、地理空間情報を活用した民間サービスの普及を目的に無償公開となった。

3D地図の5m解像度の数値標高モデルの例(左)、参考として30m解像度 (中央)、90m解像度(右)  

 当初公開されるのは日本を含む東アジア、東南アジア域。順次、全世界の陸地(緯度82度以内)に拡大する予定。

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