ソニーは13日、フロントサラウンドのホームシアター製品6モデルを発表した。バータイプが4製品、台座タイプが2製品となる。
ハイレゾ対応7.1chサウンドバー「HT-ST9」
6月13日発売予定の「HT-ST9」(予想実売価格16万円前後)は、ハイレゾ音源に対応する7.1chサウンドバー。磁性流体スピーカーにカーボンファイバー製振動板を組み合わせることで音質を格段に向上させたという。出力は800W。
4K(HDCP 2.2)に対応しており、外付けの4Kチューナーなどの接続も可能。直接5.1chサラウンド音声の再生が可能となる。
Bluetoothに対応しており、ソニーの高音質コーデック「LDAC」の再生も可能。
また、ストリーミング技術の「Google Cast」に対応予定で、同技術対応の音楽サービスなどを直接受信できるようになる。
さらに、スマホアプリ「SongPal」の新機能である「SongPal Link」に対応。スマホから同一ネットワーク上にあるSongPal Link対応スピーカーを一括管理できる機能で、音源のビットレートにもよるが最大10台まで同時接続が可能。複数のスピーカーから一斉に音楽を再生したりもできる。
ハイレゾ対応の2.1chサウンドバー「HT-NT3」
6月13日発売予定の「HT-NT3」(予想実売価格8万5000円前後)は、4K(HDCP 2.2)対応の2.1chのサウンドバーで、こちらもハイレゾ音源の再生が可能。Bluetooth&LDACに加え、Google Cast、SongPal Linkに対応する。出力は400Wとなる。
横一列に並んだスピーカーから音像が波面状に広がる「波面制御技術」のアルゴリズムを見直すことで、従来よりも音場を広げ、かつサラウンド感も向上。スイートスポットが広がることでより大人数で楽しめるようになった。
4Kチューナーの接続ができる2.1chサウンドバー
「HT-CT780」
5月23日発売予定の「HT-CT780」(予想実売価格5万5000円前後)も、4K(HDCP 2.2)対応の2.1chのサウンドバー。出力は300Wだ。
スピーカーが斜め上を向いているのが特徴だが、従来機よりも傾斜を強くすることで前方への音の放射を強化。また、ソフトドームツィーターを搭載することで、高音域の再現をより精細化している。
本機はBluetoothに対応するがLDACは非対応。また、Google Cast、SongPal Linkには対応しない。
スタンダードな2.1chサウンドバー「HT-CT380」
5月23日発売予定の「HT-CT380」(予想実売価格4万3000円前後)は4K非対応の2.1chサウンドバー。出力は270Wとなる。
従来からスピーカーユニットの前面に装着することで音を拡散させる「ディフューザー」と呼ばれるパーツを装着しているが、新機種はこの形状を変更することで、前方への音の放射を強化している。
Bluetoothに対応するがLDACは非対応で、Google Cast、SongPal Linkも対応しない。