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Raspberry Piを超えるか? Kickstarterで絶賛資金獲得中 

9ドルでOfficeも使えるミニパソコン「C.H.I.P」

2015年05月11日 17時30分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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C.H.I.P

 クラウドファンディングKickstarterにてわずか9ドルのワンボード型パソコン「C.H.I.P」がものすごい勢いで資金獲得している。

テレビに接続すればあとはマウス(Bluetooth)とキーボード(USB)を用意するだけ 

 C.H.I.Pは基板むき出しのいわゆるマイコンボードで、テレビを接続すれば搭載するLinuxが利用できるなどRaspberry Piのようなボード。1GHzプロセッサーと512MBメモリ、4GBのストレージに加え、USB、WiFiやBluetoothも搭載。単体ではビデオ信号出力(コンポジット)を持ち、テレビに接続してキーボードとマウスを接続すれば利用でき、インストールされているLibreOffice(フリーソフトのOfficeアプリ)を利用できる。

VGAやHDMI出力ボードも用意。オープンソースプロダクトなので他にもいろいろなボードが登場しそうだ 

 ボード上面にはI/Oが用意されており、ドーターボードを装着することでVGA出力やHDMI出力も可能。さらには小型液晶とキーボードが並ぶユニットに装着することで、ポケットに入れられるえ「PocketCHIP」としても利用できる。4.3インチ液晶は470×272ドット、搭載されたバッテリーにより5時間の利用が可能。

小さな液晶とフルキーボード(スイッチむき出しだが)にC.H.I.Pを装着するとポータブル機にもなる

 C.H.I.Pで単体価格は9ドル、HDMIアダプターとのセットで24ドル、PocketC.H.I.Pは本体付きで49ドル。出荷は今年12月からを予定している。プロジェクトは当初の資金調達額の10倍を超えた参加者を集めつつあり、さらにまだまだ伸びそうだ。

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