NTTコミュニケーションズとインデックスは、Android端末向けにアプリの紹介と販売を行なうアプリマーケット「appliko(アプリコ)」を開設した。
現時点ではアプリ紹介やスマートフォン情報を提供するPC向けサイトを公開しており、2010年中にはAndroid端末に最適化されたページをリリース、さらに2011年4月には決済機能を導入して、本格的にアプリの販売を展開する。
applikoの最大の特徴は、スマートフォン初心者や女性を強く意識したコンテンツラインナップと、その紹介記事。特に女性ユーザー向けにはライフスタイルに合わせた、ネイルやコーディネートなどに関するアプリなどを女性の意見を基にチョイスして紹介する。
またGoogle純正のAndroidマーケットが大雑把にしか分類されず、ソフトウェアの探しにくさの大きな要因となっているが、applikoでは18カテゴリ/108サブカテゴリに細かく分類。メインカテゴリにはランキングを用意するなど、ユーザーに人気のアプリがどれかをわかりやすく見せる。なお現時点で紹介されているアプリ数は250。今後毎日10~20のペースで記事を増やしていき、2011年4月の正式展開時には2000本以上の紹介記事が用意されている予定だ。
CGM機能についても2011年2月末には追加予定で、ユーザーによるアプリの評価などを投稿できるようになる。また開発者とも連携し、インデックスが持つアプリ検証環境の利用やマーケットへの申請代行などのサービスを提供する。
発表会に登壇したNTTコミュニケーションズ ネットビジネス事業委本部 IPサービス部長の菅原英宗氏は、同社がISP事業によって800万の顧客ベース、また決済システムなどのバックボーンを持っている一方で、一般のユーザーにアピールするコンテンツの味付けではノウハウがないことに言及。そういった要素を持つインデックスと一緒にビジネスをしていきたいとした。
続いて登壇したインデックス 代表取締役社長の小川善美氏は、フィーチャーフォンからスマートフォンという流れの中で、普通にアプリを提供するだけでいいのか、自らエンドユーザーにアプリを届ける力を持たないと、世界を相手にするコンテンツ市場の中で埋もれてしまうのではないかと考えていたという。
その中で生まれたのが今回の提携だ。インデックスが持つコンテンツやアプリを提供する力と、NTTコミュニケーションズのデータセンターや課金といった技術とを組み合わせて、スマートフォン市場を盛り上げていきたいとした。