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科学・生物で気になることをお届け! 「数式なんて知らんし!!」 第52回

実は恐竜の絶滅に関わっていた? 「ダークマター」と「ダークエネルギー」のお話し

2020年01月29日 12時00分更新

文● イラスト●せれろんやまだ(@Celeron_ymd

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よくわからないモノが宇宙の95%を占めている

 空に輝く太陽や月の光、自然が織りなすたくさんの色、そして満ち溢れる生命 ──。現時点の観測できる宇宙において、地球は何ともきらびやかな存在です。それだけではありません。太陽系には他にも個性溢れる惑星や衛星、彗星などが色々な姿を見せ、もっと外に目を向けると、銀河や恒星、星雲など、存在感あるキャラクターが宇宙全体にたくさん広がっています。今をときめく用語でいうと“陽キャ(陽キャラ)”ですね!

 が、そんな目で見える陽キャたちは、宇宙全体のわずか約5%……残りの95%は 、まだよくわからない、わかっていない、目で見ることができない“陰キャ(陰キャラ)”で構成されています。つまり、宇宙の9割以上は陰キャでできていることになります。その陰キャが『ダークマター』と『ダークエネルギー』です。直接観測することができず、仮説によってその存在が示唆されているため、“ダーク(暗黒)”な“マター(物質)”と“エネルギー”とそれぞれ名付けられています。見えなくてダーク、中身がわからなくてダークです。

 そんなダークマターとダークエネルギーですが、目立たない(観測できていない)存在なのに、この壮大な宇宙に色々と影響を及ぼしていると考えられています。明るい生徒会長を陰で操る謎の軍団っぽいですね! 学園モノにありそうです。これって宇宙の質量とエネルギーの9割以上を占めるからなのでしょうか? それとも他の理由によるものなんでしょうか?

せれろんやまだ

 大手PC関連デバイス販売代理店で敏腕を誇った“姐御”。科学好きが高じてついに連載開始。夢は家事を放棄すること。

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