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週替わりギークス第152回

ネタバレはいつ嫌われたのか?

2019年12月03日 17時00分更新

文● 吉永龍樹 編集● 上代瑠偉/ASCII

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 40周年を迎える『機動戦士ガンダム』を改めて観た。今観ても楽しめる不朽の名作だが、久しぶりに観て驚いたのが次回予告の内容だ。めちゃくちゃネタバレしていたのである。

 ※ネタバレ:作品の展開などの重要部分をバラしてしまうこと。

 40年前の作品なので、さすがにこのコラムではネタバレしてもいいと思うのだが、予告編では途中で死ぬキャラクターについて、「ガルマ 散る」「マチルダが、ホワイトベースを守るために死んだ」「ミハルよ、安らかなれ」「ララァ、散る」と言及されていた。

 とにかく、わざとではないかと思えるほどネタバレオンパレードなのだ。最近のアニメや映画ではここまで大胆に次回の内容を語ってしまう作品を観ないので、逆に新鮮に思える。当時リアルタイムで観ていたガンダムファンは全員、次週に起きる結論を知りながら、いわゆるネタバレ済みの状態で観ていたのだろう。

ネットでいちばん有名なネタバレ次回予告

 ネットの世界でいちばん有名なネタバレといえば、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』128話の「城之内死す」だろう。この予告でも、勝負の行方がどうなるかドキドキしているはずの視聴者に、堂々と次回の結果をバラしてしまっている。

 テレビ放送は2002年10月なので、少なくともガンダムの1979年以前から遊戯王の2002年ころまでは、公式の次回予告で普通にネタバレしていたことになる。

 それでは、現在の「ネタバレを厳重に隔離したり、取り締まったりする」風潮はいつ頃始まったのだろうか?

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