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カメラ性能最強の2019年夏スマホ第2回

2019年夏スマホ4機種の風景と夜景撮影性能を作例で比較

2019年08月06日 12時00分更新

文● 島徹 編集●ASCII編集部

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2019年夏スマホ4機種の風景と夜景撮影性能を作例で比較

 2019年夏モデルとして登場した、高画質トリプルカメラ搭載の4機種のカメラ性能を比較する今回の特集。第2回では注目の望遠や超広角を含む風景や、流行の夜景撮影モードについてチェックしていこう。

 風景撮影のテストは、画質に加えて望遠レンズや超広角レンズででどこまで異なった写真を撮影できるのかに注目だ。また、各製品ともにAIによる被写体やシーン認識がどこまで写真の絵作りに影響するかもチェックした。

 夜景については、夜景モードの使い勝手や画質、さらに超広角レンズでの夜景の画質についても比較した。

自然な描写と夜景撮影に強い
ソニーモバイル「Xperia 1

 「Xperia 1」の風景撮影は、標準(広角)の等倍撮影だと実際の風景をほどよく明るく鮮やかに撮影できている。シーンや被写体認識は素早く動作するのだが、シーンごとに大幅に色を変えるような挙動は見られなかった。実際の見た目をベースに、やや自然な鮮やかさを加えているという印象だ。

Xperia 1
Xperia 1の撮影画面。シーン認識に対応するが、大幅に絵作りを変えることはない

 解像感についてだが、標準(広角)レンズでスマホのカメラとしてはかなり高品質な撮影が可能だ。ただし、今回紹介するライバルの3機種は、標準カメラに4000万画素クラスのセンサーの採用や絞りの活用で、スマホのレベルを超えた解像感を追及している。これらのスマホと比べると、若干ではあるが物足りなさを感じる。なお、2倍の望遠レンズは十分な解像感があり、遠くの建物を引き寄せて克明に描写できている。

標準(広角)カメラで撮影
望遠2倍のカメラで撮影

 超広角での撮影は、設定画面でレンズの「画質優先」か「歪み補正優先」のどちらを選ぶかで、撮影範囲や歪み方が異なってくる。画質優先では魚眼レンズ風の歪みになり、歪み補正優先では歪みが取れてパノラマ撮影風の広い空間を感じさせる写真になる一方、周辺の解像感は落ちる。画質優先の味のある歪みも魅力的なので、被写体に応じて撮影設定を使い分けると良いだろう。

「歪み補正優先」で撮影「画質優先」で撮影

 Xperia 1の夜景撮影は、センサーやレンズ、画像処理エンジンの改善により、特に意識せずにシャッターを切るだけでローノイズの美しい写真を撮影できる。ライバルスマホとは異なり、毎回撮影モードを切り替えたり、撮影時に何秒も待つ必要はない。ただし、暗闇に近い暗さになるとライバルスマホの夜景モードと同じように、シャッターを押してから4秒ほどスマホを持ったままでの撮影に切り替わる場合もある。

夜景専用モードへの切り替えなしに、シーンの自動認識だけで高画質な夜景を撮影できる

 夜景の絵作りは、ライバルスマホの夜景モードで見られる全体的に明るい画ではなく、明暗差をはっきりとつけたものとなっている。なお、超広角ではノイズが多く、標準(広角)レンズほどの画質は得られなかった。

超広角のカメラで撮影
超広角のカメラで撮影
「Xperia 1」のカメラ性能
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
標準(広角)カメラ 画角26mm※
約1220万画素(F値1.6)
メモリー積層型イメージセンサー
望遠カメラ 光学2倍ズーム
画角52mm※
約1220万画素(F値2.4)
超広角カメラ 画角16mm※
約1220万画素(F値2.4)
インカメラ 約800万画素(F値2.0)

※35mm換算

輪郭がハッキリした見栄えのする絵作り
サムスン電子「Galaxy S10+

 「Galaxy S10+」の風景撮影だが、まずシーン判別をオンにするかオフにするかで絵作りがかなり変わってくる。オンにすると、やや鮮やかで印象的な絵作りになる。

Galaxy S10+
横向きだと、プレビュー画面右上のアイコンでシーン判別のオン・オフを切り替えられる

 撮影画質だが、F値2.4の絞りによるものか被写体の細部をしっかり描写できており、やや立体的にも見える。スマホでSNSの投稿を見た際に、目を惹くような写真を撮りやすいカメラとも言える。また、光学2倍の望遠カメラも標準カメラに負けない程度の描写力をもっている。

標準(広角)カメラで撮影
シーン判別をオフにすると、オンと比べて鮮やかさが薄れコントラストの低い絵作りになる
望遠光学2倍のカメラで撮影

 超広角での撮影は、設定の「超広角形状補正」で保存時に歪みを補正するか選択できる。元の画素数が多いからか、補正しても画質はそこまで変わらなかった。

形状補正ありで撮影形状補正なしで撮影

 夜景撮影は標準のシーン認識による撮影と、本体のアップデートにより新しく搭載された「ナイトモード」の2種類の撮影が可能だ。

発売後のアップデートで、夜景を高画質に撮れる「ナイトモード」が追加された

 ナイトモードは撮影時と撮影後にそれぞれ4秒ほど待たされるだけあり、標準の夜景撮影と比べてノイズが少なく細部もしっかり描写できている。超広角レンズでのナイトモード撮影については、画質は標準(広角)より落ちるものの見栄えは良好だ。

通常のシーン判別で撮影
「ナイトモード」で撮影
超広角カメラとナイトモードで撮影
「Galaxy S10+」のカメラ性能
メーカー サムスン電子
標準(広角)カメラ 画角26mm※
約1200万画素(F値1.5/2.4、自動選択)
望遠カメラ 光学2倍ズーム
画角52mm※
約1200万画素(F値2.4)
超広角カメラ 画角13mm※
約1600万画素(F値2.2)
インカメラ 画角25mm※
約1000万画素(F値1.9)
/RGB深度カメラ 約800万画素(F値2.2)

※35mm換算

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