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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第56回

知る人ぞ知る「OnePlus」がハイエンドスマホをつくりつづけるワケ

2017年09月17日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ゆうこば

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 彗星のごとく登場したハイスペックスマートフォン専業メーカー、OnePlus(ワンプラス)。毎年1~2モデルのみの同社の製品は、そのすべてに驚きが隠されています。わずか数年で知る人ぞ知るグローバルメーカーにまで成長したOnePlusとは、どんなメーカーなのでしょうか?

購入には招待状が必要だった、幻のハイスペック機で市場に参入

 OnePlusの創業は2013年の12月。中国のスマートフォンメーカー、オッポ(OPPO)の元副社長のピート・ラウ(中国語名:劉作虎)が立ち上げた新興メーカーです。

 OnePlusの名前の由来は「より美しく、より高品質」。コスト重視ではなく、製品そのものに魅力を感じさせるスマートフォンを開発することを目的にスタートしました。

 当時は中国でシャオミが旋風を巻き起こしていましたが、その売りは「高性能でも低価格」でした。確かにシャオミの製品はコストパフォーマンスに優れていましたが、質感は価格相応でもあったのです。OnePlusは「性能第一」ではなく、「性能に加え美しい仕上げ」も重要視したのです。

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