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2016年夏のお買い得デジタルギアをレビュー! 第3回

6万円台から買える最新Skylake世代のお買い得ノートPCをピックアップ! (2/3)

2016年07月01日 12時00分更新

文● 正田拓也

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直販モデルは14インチノートPCが狙い目!

 店頭では少数派だが、メーカー直販では液晶サイズをワンランク小さくした14インチクラスが豊富に揃っている。

 価格も安くなり、持ち運びとしてなんとか対応できる大きさが14インチで、15インチのような威圧感を感じることがない。

 また、14インチでも最近は重量が軽くなっており、2kgを切る程度になれば、持ち運びも十分可能になってくる。大型ノートPCといえばまず15インチかもしれないが、14インチもできれば現物を見て、そのサイズ感や重量を確認してほしい。

2kgアンダーのお買い得14インチノートPC
レノボ「ThinkPad E460」

レノボ「ThinkPad E460」

レノボ「ThinkPad E460」

 世界的にビジネスPCといえばHP、レノボ、デルあたりが主要メーカーとして挙げられる。企業の購買担当者に比較され続けるため、各メーカーで似たようなラインナップを揃える傾向にあるが、レノボ「ThinkPad E460」は少し違う。

 14インチクラスだと光学ドライブを搭載するのが主流だが、これを排して薄型化を実現。本体サイズは約 幅339×奥行き239×高さ24.4(最薄部22.9)mmとなっている。重量も約1.92kgで持ち運べる範囲に収まっている。

本体右側面。USB端子×2にHDMI出力、有線LANポートも備える

左側面には電源供給に対応するUSB 3.0端子と音声出力を装備

SDメモリーカードスロットは本体前面にある

SDメモリーカードスロットは本体前面にある

キーボード中央にはスティックポインターを装備。ThinkPadには必須だ

キーボード中央にはスティックポインターを装備。ThinkPadには必須だ

 直販価格6万4800円のエントリーパッケージでは、CPUにSkylake世代の「Core i3-6100U」を採用。マシンパワーとしては十分だろう。

 メモリーは4GBで、500GB HDDを搭載。ディスプレーは14インチで1366×768ドットとなるが、たとえばディスプレーは+6480円でフルHD解像度に変更できる。

 本機の最大バッテリー駆動時間は9時間。ここ数年のCPUは消費電力が低く、液晶画面もLEDバックライトで省電力。つまり、バッテリーだけで十分に駆動でき、ACアダプターを持ち歩かなければ、約1.92kgという重量でも持ち歩きでも十分に許容範囲となる。

 ThinkPadといえばスティックポインターの「トラックポイント」による操作性が魅力のひとつだが、光学ドライブなしの軽量ボディーも含め、使い方に合っているなら買いだろう。

 なお、HP、レノボ、デルのビジネス仕様機にほぼ共通する点は、分解によるパーツ交換がしやすいこと。メンテナンスが考慮されているため、将来のスペックアップなどにも対応しやすい。SSDへの換装もやりやすかったりする。

 カスタマイズに関してどこまでが保証範囲かは機種によるが、1~2年使って性能や保存容量で不満が出た場合でも、パーツを取り替えれば買い換えずにすむ可能性もある。

 パーツに詳しいユーザー限定の話だが、ある意味長く使えるPCということになる。

14インチなら最新Core i5で6万円台から
「Inspiron 14 5000」シリーズ

Inspiron 14 5000シリーズ

「Inspiron 14 5000」シリーズ

 Core i5を搭載する割りにお得なのが、デルの「Inspiron 14 5000」シリーズ。ラインナップとしてはBroadwell世代のCPUを搭載したものが多いのだが、最新のSkylake世代のCore i5-6200Uを搭載したモデルが税抜で6万9980円となっている。

 ディスプレーは14インチで解像度は1366×768ドット。メモリーは4GB、ストレージは1TB HDDとなるが、DVDスーパーマルチドライブを内蔵する。

 液晶解像度やストレージは残念だが、処理性能重視で使いたいならオススメ。光学ドライブも付いていて活用しやすい。なお、本モデルは直販モデルだが、CPUやメモリー、ディスプレーの変更はできないので注意しよう。

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