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画像生成AI「Nano Banana 2」“世界初公開”されるも、すぐ停止

2025年11月19日 10時50分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 ByteDanceグループが運営するAIプラットフォームSousaku AIは、11月19日午前1時にNano Banana 2の「世界初公開」を発表したが、同日の午前10時に、モデルの提供を一時停止したと明らかにした。グーグルはまだこのモデルを公式に発表していない。

 Nano Banana 2は、Google DeepMindのGemini 2.5 Flash Imageを基盤とする画像生成モデルで、画像編集に特化したNano Bananaの新バージョンだ。

 これまでは非公開のテスト段階で、X上ではリーク情報やテスト結果の投稿が散見される程度だったが、Sousaku AIのサイトで利用可能になったと発表されていた。

 Sousaku AIは、停止の理由について、全パラメーターの連携が未完了で本来のパフォーマンスを発揮できていないためと説明。より高品質な体験を提供するための一時停止とし、完全版の連携が整い次第、再開するとしている。

 Nano Bananaは人物やキャラクターの一貫性を持たせて画像を柔軟に編集できるのが強みだ。

 これまでのリーク情報によれば、Nano Banana 2は解像度が上がり、より鮮明かつリアルな描写ができるようになっている。複雑なプロンプトに対しても追従性が上がり、いわゆる解剖学的破綻が少なくなった。テキストレンダリングの精度も上がり、漢字を含む日本語の再現性も上がった。漫画表現などにも長けているとされている。

 グーグルの正式発表と、Sousaku AIでの提供再開に向けた動きが注目される。

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