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レンズ交換も可能で4Kでは最高120fpsの撮影ができます

世界初の可変絞りに大型センサーを搭載したアクションカメラ「OSMO Action 6」をDJIが発表&実機写真レビュー

2025年11月19日 00時01分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 DJIはアクションカメラの新フラッグシップモデル「OSMO Action 6」を発表した。

「OSMO Action 6」発表

マクロレンズを付けると11cmまで近づける

 新たな1/1.1型正方形センサーに業界初の可変絞りを搭載、レンズを交換できるのが特徴で、価格はスタンダードコンボが6万1270円、アドベンチャーコンボが7万7440円で、同日にDJI公式オンラインストアstore.dji.comおよび正規販売店で発売となった。

「OSMO Action 6」発表

アドベンチャーコンボのパッケージは小型でエコだ

「OSMO Action 6」発表

「OSMO Action 6」発表

さらに大型のセンサ搭載
開放F2.0の大口径レンズに可変絞り
マクロレンズと広角レンズも装着可能に

「OSMO Action 6」発表

左は9月に発売となった超小型の「Osmo Nano」で、右が今回のフラッグシップアクションカムの「OSMO Action 6」

「OSMO Action 6」発表

「OSMO Action 6」発表

 カメラのレンズは開放F2.0の大口径で暗所に強いうえ、アクションカメラとして初の可変絞りを搭載する。

 絞ることで被写界深度を広げて、近くから遠景までクリアな映像を得ることができる。先代モデルAction 5 ProのF2.8の2倍の光量を得つつ、F4.0では最短20cmまで近づける。また、「スターバーストモード」では、星形の光彩も得ることができる。

「OSMO Action 6」発表

上部にはマイクとシャッターボタン

「OSMO Action 6」発表

右サイド(写真左)には電源ボタンとタイプC端子、左サイド(写真右)にはバッテリードア

「OSMO Action 6」発表

底面には、クイックリリース式アダプターマウント(写真左)とマグネット+ツメで合体するためのクボミがある

「OSMO Action 6」発表

バッテリードアのとともに、マイクロSDカードスロット

「OSMO Action 6」発表

 センサーは1/1.1型の8対7というほぼ正方形で、約3850万画素、最大7168×5376ドットの写真が撮れる。Action 5 Proでは1/1.3型だったので、面積は25%増加しており、ダイナミックレンジは13.5ストップを実現する。

 カメラの画角は155°でISOは100~2万5600、動画時のスーパーナイトモードではISO5万1200まで上がる。電子シャッターは1/8000~30秒、デジタルズームは静止画、動画共に2倍まで可能だ。

 交換レンズが2種類登場。別売の「マクロレンズ」を使えば、最短撮影距離が最小で11cmになり、被写界深度効果を実現する。

「OSMO Action 6」発表

標準レンズ(写真手前右)を取り外したカメラ本体(後ろ中央)、「FOVブーストレンズ」が手前左、「マクロレンズ」が手前中央でいちばん大きい

 「マクロレンズ」はリングを回転することで、最短11cm、人物35cm、遠景がリニアで変更できるので、F値の調整と組み合わせれば、マクロレンズをつけたままで全域の撮影が可能になっている。

「OSMO Action 6」発表

「マクロレンズ」はリングの回転で最短撮影距離を変更できる

 また、オプションの「FOVブーストレンズ」を使うと画角が182°に広がる。

「OSMO Action 6」発表

「FOVブーストレンズ」

 縦位置、横位置はもちろん、4Kの360度映像を効率的に撮影できる。4Kカスタムモードで撮影しておけば、16:9や9:16などを後処理で生成できる。

 動画は4Kカスタムで3840×3840ドット60fpsでの撮影が可能。縦長、横長の4Kでは最高120fps、フルHDでは240fpsも撮影できる。最大ビットレートは120Mbpsだ。

 ハイパーラプス、タイムラプスも撮影可能。手ブレ補正はRockSteady3.0/ 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteadyにより、カメラの揺れを低減しながら、水平方向の傾きを±45°以内、または360°範囲で補正し、水平を保ちながら4K/60fpsの高精細映像を撮影することができる。

 「フィルムトーン」は、6種類の設定から選択でき、映像の雰囲気をカスタマイズできる。縦向きモードは、被写体を自動で検出し優先しながら撮影、同時に露出を最適化することで自然な肌色を再現する。さらに、被写体のセンタリングとトラッキングが可能で、自動で追跡し、常にセンターに収めてくれる。

「OSMO Action 6」発表

リアディスプレーは最高1000ニトで炎天下でも確認可能だ

「OSMO Action 6」発表

撮影時に画面を下から上にスワイプすると、静止画や動画の設定を変更できる

「OSMO Action 6」発表

上から下にスワイプで各種設定メニューが出る

「OSMO Action 6」発表

動画撮影とは別にスーパーナイトモードが選択できる

「OSMO Action 6」発表

「フィルムトーン」は説明を見ながら、度合い(画面左の%)も細かく設定できる

 サウンドはカメラ内蔵の3マイクアレイがステレオ音声を収録、ノイズ低減アルゴリズムが風切り音を抑え、はっきりとした音声を録音する。また、レシーバーなしで2つのDJIマイクから直接受信が可能となっている。

 50GBのストレージを内蔵するほか、マイクロSSDは1TBまで利用できる。バッテリーは1950mAhで1080P24で4時間の撮影が可能だ。

 ディスプレーはフロントが1.46インチで最大800ニト、リアが2.5インチでピーク時1000ニトとなる。

 ボディーサイズは72.8×47.2×33.1mmで、重量は149g。本体のみで20m防水、専用ケースで60mまで利用できる。

「OSMO Action 6」発表

「OSMO Action 6」発表

スタンダードコンボ

☆Osmo Action 6 スタンダードコンボ (6万1270円)
 Osmo Action 6
 Osmo ActionエクストリームバッテリーPlus(1950 mAh)
 両方向クイックリリース式アダプターマウント
 Osmo Action接着式カーブベース
 Osmo止めねじ
 USB-C to USB-C PDケーブル
 Osmo Action滑り止めパッド

「OSMO Action 6」発表

アドベンチャーコンボ

☆Osmo Action 6 アドベンチャーコンボ (7万7440円)
スタンダードコンボの内容物に加え、以下のアクセサリーが追加
 Osmo Action エクストリームバッテリー Plus×2
 両方向クイックリリース式アダプターマウント
 Osmo止めねじ
 Osmo多機能バッテリーケース3
 Osmo1.5m延長ロッド

「OSMO Action 6」発表

「多機能バッテリーケース」は3台のバッテリーを充電できる

「OSMO Action 6」発表

1.5m延長ロッド

☆Action 6専用アクセサリー

Osmo Action 6 マクロレンズ
 2万7390円

「OSMO Action 6」発表

Osmo Action 6 FOVブーストレンズ
 1万6060円

Osmo Action 6 防水ケース
 9570円

Osmo Action 6 ガラスレンズカバー
 3080円

Osmo Action 6 NDフィルターセット
 9570円

「OSMO Action 6」発表

NDフィルターはレンズにかぶせて装着する

Osmo Action 6 ダイビング用アクセサリーキット
 1万1220円

「OSMO Action 6」発表

「ダイビング用アクセサリーキット」で水深60mまで利用可能となる

「OSMO Action 6」発表

「多機能充電ハンドル」は4900 mAhバッテリー内蔵でタイプCケーブルで電源供給するほか、簡易三脚にもなる(1万7930円)

「OSMO Action 6」発表

「OSMO Action 6」発表

「ミニ延長ロッド」は伸ばすと429mmでミニ三脚にもなる(5940円)

「OSMO Action 6」発表

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