ポータブルゲーム機の大目玉が登場! ROG Xbox Ally最速レビュー
ASUSのゲーミングブランド「ROG(Republic of Gamers)」と聞けば、ハイスペックPCやゲーマー向けデバイスの代名詞といってもいい存在です。
そのROGから登場した「ROG Xbox Ally」は、“持ち運べるゲーミングPC”、いわゆるハンドベルトPCとして発表から注目を集めているシリーズです。
上位モデル「ROG Xbox Ally X」と同時に発表されたした本モデルは、性能をやや抑えることで直販価格8万9800円と価格をぐっと引き下げ、手に取りやすいコスパモデルとしてラインアップに加わりました。
見た目は上位モデルとほぼ同じ。ホワイトを基調としたシャープなデザインに、手に馴染むボディーライン。7インチのフルHD解像度ディスプレーを備え、据え置き機さながらのゲーム体験をどこでも楽しめる――そんなコンセプトをそのままに、より幅広いユーザー層へと門戸を広げた1台です。
必要十分な性能を詰め込んだエントリー向けのスペック
まずは基本のスペック情報から。ROG Xbox Allyは、CPUにAMD Ryzen Z2 Aプロセッサーを搭載。ROG Xbox Ally Xが採用するRyzen Z2 Extremeよりも控えめな処理性能ですが、最新のタイトルを含め多くのゲームを快適に動かせる実力を持ちます。
メモリーは16GB LPDDR5、ストレージは512GB SSD、ロード時間も短く、スリープからの復帰も非常にスムーズです。
ディスプレーは7インチのフルHD解像度(1920×1080ドット)/120Hz駆動。IPSパネルによる発色の良さと高リフレッシュレートが相まって、携帯機ながら非常に滑らかな映像を楽しめます。10点マルチタッチ操作にも対応しており、Windows 11を搭載する本機ならではの使い勝手も魅力です。
上位モデルXのUSB4ポートは省かれているものの、充電用のUSB-CやmicroSDカードスロットなど、日常的な使い方に不足はありません。Wi-Fi 6E対応によってオンラインプレーも安定。
バッテリー駆動は動画再生時で最大約10.4時間。携帯性と性能のバランスを重視した設計といえるでしょう。



