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Interop Tokyo 2025 現地レポート

幕張メッセの基礎知識や歴史と共に紹介

「幕張メッセ」の“メッセ”って何? 意外と知らない意味と由来

2025年06月13日 15時30分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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このエントランスを見ると「ああ、幕張メッセにきたなあ」と感じますね

 国内最大級の展示会場/イベントホールのひとつ、千葉市美浜区の「幕張メッセ」。

 展示会やコンサートが頻繁に開催されていることもあって、多くの方にとって「おなじみの場所」でしょう。訪れたことがないという方も、名前は聞いたことがあると思います。

 でも、ふと疑問に思ったことはありませんか?

「幕張メッセの“メッセ”って、何?」
「メッセージの略かな?」

 今回はその語源を、ちょっと掘り下げてみました。

幕張メッセの“メッセ”とは?

 調べてみたところ、「メッセ(Messe)」はドイツ語です。意味は「見本市」や「展示会」だそうです。

 さらに掘り下げると、キリスト教における典礼「ミサ(messe)」とも語源を同じくしており、ミサの後に、市場が開かれる慣例から、市場の方も意味するようになったとのこと。

 ということは、「幕張メッセ」は幕張展示会(場)ということになりますね。福岡にも「マリンメッセ福岡」という施設がありますが、こちらも「海の展示会(場)福岡」ということですね。

 じゃあ、ドイツにも「○○メッセ」という施設があるのでしょうか。調べてみたところ、産業展示会「ハノーバーメッセ」や「ライプツィヒ・メッセ」といった見本市の情報が見つかりました。

 ただし、こちらは会場ではなく、見本市そのものを指している名称である模様。厳密にいうと、メッセは「場所」というよりも「催し」の方を指す言葉のようなので、本来の言葉通りの使われ方がされているということですね。

 次のページでは、幕張メッセの歴史と基礎知識を紹介します。

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