はじまりは「首、やばいかも」という違和感から
ARグラスを仕事に使いたい。そう考えはじめたきっかけは、ノートPC作業で首に負担がかかっていると感じるようになったことだ。40代にもなると、こういう「細かいけど地味にキツい不調」が体に出てくるものだ。神経痛など体の不調があって漢方外来や鍼灸院に行くたびに「首、めちゃめちゃ硬くなってますね」「目の使いすぎです」と言われる始末だ。
思いあたる節は泣くほどある。自宅ではMacBook Airで仕事をしているのだが、水を飲むキリンみたいな前傾スタイルがデフォルトで、首も肩もバッキバキ(肩こりと比べて、首のこりは意識しにくいらしい)。でも、今さらモニターアーム付けてデスク環境整えるのも正直面倒だ。仮想で画面が目の前に出てくれれば、それで良いじゃん。早くそんな時代になってくれ。
そう思っていたときに出てきたのが、XREALの「XREAL One」(6万9980円)だった。せっかくなら仮想画面を“空間に固定”できるカメラデバイスの「XREAL Eye」(1万3980円)と一緒に試してみることにした。結論から言うと、XREAL Oneは仕事も動画も快適で最高だった。ただ、長時間仕事をすることを考えると、微妙にしんどい部分もあった。
