このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

新清士の「メタバース・プレゼンス」 第103回

画像生成AI「Midjourney v7」が圧倒的 品質は最高、速度は高速 “ジブリ風”も簡単に

2025年04月21日 07時00分更新

文● 新清士

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 4月7日に、クラウド系画像生成AIサービス「Midjounery」最新バージョンの「v7」がリリースされました。1年近くかけてゼロから新しいモデルを開発したこともあり、過去のバージョンを超える表現力をすぐに感じられる、基本性能の高さが印象的です。Midjourney v7がどんなポテンシャルを持つかを紹介しつつ、今後の戦略を探ります。

※記事配信先の設定によっては図版や動画等が正しく表示されないことがあります。その場合はASCII.jpをご覧ください

高速生成機能「ドラフトモード」が追加

 Midjourney v7はプレビューバージョンとしてリリースされ、その後も毎週のように更新を通じて微調整が続けられています。多言語に対応しており、日本語でのプロンプトもそのまま使えるようになりました。

 機能的に大きなアップデートとしては、「ドラフトモード(Draft Mode)」が追加されました。これは画像生成AI「Stable Diffusion」における「LCM」のような高速生成機能です。Midjourney v7は全体的に生成速度が高速化されていますが、ドラフトモードでは4枚の画像を生成するのにわずか10秒あまりで生成されます。より手軽かつ短時間で、自分が目指したい画像を模索することができるわけです。そのうえで、「Enchance(エンハンス)」を選ぶことで、ドラフトで作成した画像をv7の通常モードで生成することができます。

ドラフトモードで「渋谷の交差点、たくさんの猫が乗った最新型の大型戦車。カラー写真」として生成したもの。10秒ほどでできる。ただし、細かいディティールは飛んでいる

ドラフトモードの一番右の画像をエンハンス(Enchance)で、通常モードで生成しなおしたもの。それでもまだ細かい点は潰れが残ったりする

さらにアップスケールをして、ディティールまで生成した最終画像

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ