「モンスターハンターNow」「ピクミンブルーム」も売却に含む

ナイアンティック「ポケモンGO」売却 法人向けサービスに重点移す

2025年03月13日 12時00分更新

文● Zenon/ASCII

 ナイアンティック(Niantic)は3月12日、「Pokémon GO」「ピクミンブルーム」「モンスターハンターNow」といった位置情報ゲーム事業を、アメリカのモバイルゲーム会社「Scopely(スコープリー)」に35億ドル(約5200億円)で売却すると発表した。

 あわせて新会社「Niantic Spatial Inc.」を設立し、今後はAIを活用した法人向けジオスペーシャルコンピューティング事業に注力していくとした。ただし、「Ingress Prime」や「Peridot」などのARゲームは引き続き自社で運営するとのこと。

 ナイアンティックの発表にともない、スコープリーも声明を発表。ナイアンティックのコミュニティを重視する施策(例:「Pokémon GO」のライブイベントなど)に賛同し、今後もアプリやイベントの開発をサポートしていくとしている。

 また、「Pokémon GO」の責任者エド・ウー氏も独自にコメントを掲載。スコープリーがどのようにゲームの開発をサポートしているかを学び、「Pokémon GO」の“未来の成功”を強く確信したとしている。

 なお、「ピクミンブルーム」「モンスターハンターNow」の公式サイトでも本件に関するコメントが掲載。「これまで通りゲームの運営を継続し、開発にいっそう尽力する」と、売却のニュースを心配するユーザーに対し安心するよう呼びかけている。

 ちなみにスコープリーの代表作は「MONOPOLY GO!」(ボードゲーム)、「MARVEL STRIKE FORCE」(コマンドバトルRPG)など。ともに5000万超のダウンロード数を誇る人気ゲームとなっている。

 今後、「Pokémon GO」「ピクミンブルーム」「モンスターハンターNow」といった位置情報ゲームの運営がどうなっていくのか、要注目だ。

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