アナウンサーやタレントとして活躍しながら、グラビアでも高い人気を誇る脊山麻理子(せやま・まりこ)さんが、7th写真集「東京33度」(発行元:双葉社、定価:4180円)を発売したことで話題になっている。どんな気持ちでロケに臨んだかなど、本人から話を聞く機会に恵まれたので紹介したい。
脊山さんがグラビア活動を始めたのは2014年からになるが、ハワイやシチリア島など、おおよそグラビアで考えられる最高のロケーションで、著名なカメラマンたちと数々の作品を生み出してきた。約3年ぶりに発売された7th写真集のロケ地は八丈島。「自然と女性の美」をテーマにしたという。
――これまでとは違う感じですね。
【脊山麻理子】 ずっとコンセプトの強い作品が多かったし、いつか大自然のなかでナチュラルな自分を表現したいと考えていたんです。いま持っている魅力をそのまま切り取る……みたいなことをやりたいなと。カメラマンさんや担当編集の方と打ち合わせをしたとき、八丈島に行ってみようという話になりました。
――グラビアのロケでは、たびたび使われる場所ではありますが。
【脊山麻理子】 縄文時代から人が住んでいたという歴史があり、日本の原点や地球のパワーを感じられる場所だという点に惹かれ、「ぜひ行きたい!」になりました(笑)。ロケに携わったみんなの思い出も、グラビア活動10周年の思いも込めた写真集。手に取っていただいた方のお気に入りの1冊になってほしいです。
――現地はいかがでしたか?
【脊山麻理子】 朝から夕暮れ時まで天気に恵まれたし、夜も星がすごくきれい。ホテルの屋上から眺めてみたら、繁華街がないのでイルミネーションやネオンサインもありません。そんな自然が生み出す八丈島の景観と調和しようと、衣装も懇意のスタイリストさんにお願いして手作り。こだわりの撮影になりました。
――お気に入りを挙るなら?
【脊山麻理子】 溶岩が固まってできた海岸が八丈島にはあるのですが、その黒い火山岩のなかで撮った写真です。八丈島で撮ると決まったとき、いろいろ調べてぜひ行ってみたいと考えていた滝の前で撮った写真も大好き。人間が作り出せない大自然のなかで、地球と一体化した気持ちになりました。
――ほか注目は?
【脊山麻理子】 誰でも入れる無料の温泉施設で撮った写真です。きれいな光が差し込む早朝に撮っていたのですが、めちゃくちゃお気に入りです。東京に戻る前にもう一度入るほど。リアルにくつろいでいる雰囲気が楽しめます。週刊大衆で「女感サウナ」という連載企画も始めたし、ぜひご覧になっていただきたいです。
脊山さん自身が心から楽しむことで、周囲も幸せな気持ちになってほしいというのがグラビア活動の原動力。「グラビアを通して社会貢献したい!」と語った。2月16日に神保町の書泉グランデにて、この7th写真集の発売記念イベントも開催予定だ。
