グーグルはテキストによる会話でも音声による会話でも直感的に操作できるパーソナルAIアシスタントとして設計されたGeminiが、GoogleカレンダーやKeep、YouTube Musicなどのサービスと日本語で連携できるようになったと1月30日に発表した。
今回の連携により、スケジュール管理やお買い物などのタスクがさらに手軽になった。GeminiはGoogleカレンダーで予定を確認して素早く登録できるほか、Keepと連携して買い物リストを作成することも可能だ。たとえば節分の日に作るキャラ弁の画像生成をGeminiに指示し、そのお弁当に必要な食材をKeepのチェックリストとしてまとめるといった使い方ができるようになる。
拡張機能の提供開始当初から、GmailやGoogleドキュメント、YouTubeなどと連携してメール内容の分析や自動回答の生成などが可能になったGeminiだが、今回さらにGoogleカレンダーやKeep、ToDoリスト、YouTube Music、Google Homeなどとも順次連携していく。こうした幅広いサービスとの結びつきによって、Geminiはほかのアプリやサービスに散らばっている情報を素早く取りまとめ、ユーザーが必要とするタスクをより効率よく完了できるようになる。
日本語での操作に対応することで、指示を出す手間や言語切り替えのわずらわしさがさらに減り、誰でも気軽に利用できる環境が整った。画像のように日本語でGeminiに指示を出し、Gmailに届いている同窓会の日程を調べてもらい、カレンダーに登録する作業を任せることもできる。
Geminiは今後もユーザーの多様なニーズに応えるべく進化を続ける。日常的に使うGoogleの人気サービスがGeminiによってまとめて扱いやすくなることで、パーソナルAIアシスタントとしての利便性はますます高まるだろう。
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