マウスコンピューターのゲーミングPC「G TUNE」がブランド刷新! 新デザインのケースも公表
昨年、20周年を迎えたマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G TUNE」。ブランドコンセプトやロゴを始め、製品自体もフラグシップモデルのフルタワー型ケースを新しくするとともに、GeForece RTX 5080搭載モデルを追加。それに合わせて、31日には都内で発表会も開始された。
存在感たっぷりの新フルタワー型ケースで登場
RTX 5080搭載モデルがまず発売で、2月にはRTX 5070も
まず、GeForce RTX 5080搭載モデルは、CPUがCore Ultra 7 265Kの「G TUNE FZ-I7G80」、Core Ultra 9 285Kの「G TUNE FZ-I9G80」、Ryzen 7 9800X3Dの「G TUNE FZ-A7G80」の3製品を用意。価格は56万9800円、59万9800円、56万9800円。いずれも32GBメモリと2TB M.2 SSD、1200W電源(80PLUS Platinum)などを搭載。BTOオプションではGen 5の高速SSDも選択できる。
新登場のフルタワーケースは、フロント部のアルミ製スリットが存在感を際立たせているほか、赤く光る「G TUNE」ロゴがアクセントとなっている。冷却性能についてはフロント部と底部からの吸気、上部と背面へ排気を基本に、2基の360mmラジエーターの搭載や最大7個の空冷ファンの搭載に対応。電源ユニットは独立したエリアに設置されることでエアフローに影響を与えないようになっている。
使い勝手面も重視。本体上部に端子類を集め、使わない場合はスライド式のカバーでホコリが入るのを防ぐ。また、バネで引き出すタイプのヘッドホンホルダーも用意されている。
ちなみにGeForce RTX 5080というと、世界的な品薄が伝えられている。「すぐに売り切れになるのではないか」と質疑応答で問われた同社マーケティング本部 製品部 プロダクトマネージャーの林田奈美氏は一言「大丈夫です!」との答え。なお、GeForce RTX 5090搭載モデルについては、今回は参考出品としての展示、RTX 5070 Ti/RTX 5070搭載モデルは2月以降での発売を計画しているとのことだった。
G TUNEのリニューアルについて説明した同社代表取締役社長の軣 秀樹氏は、いち早くゲーミングPCの領域に進出したマウスコンピューターの先進性を紹介しつつ、ゲーム自体の変化や競技化、動画配信の普及など、「変わるべき時が来た」ことをリブランドの理由として挙げた。新しいロゴはそれぞれの文字に右肩上がりの線を加え、同社のゲーミングPC、およびゲームシーンのさらなる盛り上がりをイメージしている。
また、G TUNEのミッションとして「最新のゲーミング体験を実現するスペック」「プロフェッショナルに応えるハードウェア」「ゲームを愛するすべての人を応援する」の3つを紹介。それに応じるために今回の新製品をリリースしたこと、またゲームをプレイする人のみならず、ゲーム開発者、イベントの運営者などを応援するとともに、ゲーミングシーンを盛り上げていく考えだ。
発表会後に囲み質問に応じた軣社長は、ゲーミングPCにはまだまだポテンシャルがあること、そのためにはもっともっとeスポーツを盛り上げる必要があると語る一方で、ここ数年、ゲーミングPCの価格が上昇傾向であることを1つの課題と見る。そこでハイエンドのG TUNEブランド、より幅広い層をターゲットにしたNEXTGEARブランドの両ブランドのバランスを取りながら、さらに成長していきたいとした。