世界最大テックイベント「CES 2025」現地レポート 第39回
いつかあなたが海外に行くときの反面教師になります
アメリカで失敗連発! 海外出張でやらかした編集部員の反省記
2025年01月18日 09時00分更新
最先端のテクノロジーが集まる「CES 2025」。その情報を届けたアスキー編集部の何人かはアメリカ・ラスベガスに行って現地から情報をお届けしました。筆者もその一人だったわけですが、慣れない海外に出張するにあたり、「もっと調べておけば……」という後悔が残る失敗をいくつかしました。
もしあなたがこの先、海外に出張や旅行で訪れる時に同じ失敗をしないため、とある編集部員の失敗談を今日は笑ってください。
海外用 SIMカード VS ポケットWi-Fi
通信環境を整えよう
海外でスマホを使おうとすると、通信手段として「海外用SIMカード」と「海外用ポケットWi-Fi」が選択肢に浮かぶでしょう。これらのメリットとデメリットをよく分かっていないと、海を渡った先で不便な思いをします。
海外用SIMカードのメリットは、挿し替えるだけで使い慣れた普段のスマホが使えること。持ち運びはスマホ本体だけなので物理的な負担もありません。逆にデメリットは、電話番号に紐づいた通話・メッセージのサービスが使えないこと。SIMフリー端末が必要で、端末によっては対応していない場合もあるので事前に動作確認が必要です。
対して海外用ポケットWi-Fiのメリットは、デバイス複数台を同時に利用できること。スマホだけでなく、タブレットやノートPCも同時に利用できます。接続方法も普段Wi-Fiを使うのと同じで簡単です。逆にデメリットは、ハードの性能に通信速度や安定性が依存しやすく、場合によっては満足な通信環境が得られないこと。Wi-Fiルーター自体が荷物となり、バッテリー残量を気にする必要もあります。
あまり変わらないだろうとナメていた筆者は、ポケットWi-Fiを選択しました。ポケットWi-Fiは遮蔽物が多いと機能しにくいと言われますが、ラスベガスは高い建物が並んで、さらには人口密度も高い観光地です。その影響なのか、筆者の選んだポケットWi-Fiはほとんど機能しなかったですね……。
さらに、仕事先は出展企業が新製品の発表を動画配信していたり、メディア関係者が会場で作業していたりと通信量が多い現場でした。このような場所ではデバイス複数台のメリット(ポケットWi-Fi)よりも、通信速度や安定性のメリット(SIMカード)を取るべきだったと後の祭りのように反省しています。
海外用SIMカードと海外用ポケットWi-Fiには、それぞれのメリット・デメリットがあります。それらは行き先と目的で、通信が機能するのかどうかを左右するので、どこに何をしに行くのかを踏まえて通信手段を選ぶと吉です!
「マクドナルドが高い!」と感じたように、日本でお金を使う感覚をそのまま海外に持ち込むと結構痛いです。ぶっちゃけ筆者は、来月のクレジットカードの請求を見るのがちょっと怖い……。

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