弥生、新体制でAI戦略を推進しさらなる成長へ
弥生は1月14日、新年の記者懇談会を開催した。昨年10月に代表取締役 社長執行役員 兼 最高経営責任者(CEO)に就任した武藤健一郎氏が登壇し、新体制の方針やAI戦略について説明。日本の中小企業を支援するために最新技術やAIを積極的に活用し、組織内外で変革を進める意欲を示した。
懇談会の冒頭では、前社長の前山貴弘氏が挨拶。「新体制の下、よりスピード感を持った事業推進を目指す」とコメントした。前山氏は引き続き代表取締役 副社長執行役員 管理本部長 兼 最高財務責任者(CFO)として組織運営を支援する。
新CEOの武藤氏はサンパウロ生まれ。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)やマッキンゼー、グーグルなどを経て、弥生に入社した。
アンダーセンではエンジニアとしてERPのシステム構築、マッキンゼーでは日本のテクノロジーグループ(ビジネステクノロジーオフィス)の初期メンバーとして活躍。外資系企業の依頼で日本の戦略を立てたり、IT戦略のコンサルティングなどに従事した。
グーグルでは広告事業に責任者として従事。AIを活用した広告事業の進化にグーグルで触れた経験が、弥生での中小企業支援への意欲につながったと語っている。
