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iPhone 16徹底特集 最新チップA18搭載でAI対応! Apple Watch/AirPodsも 第15回

【現地レポ】装着感アップ! 開放型なのにノイキャン搭載「AirPods 4」の実力は十分に満足!

2024年09月10日 13時30分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

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スティーブ・ジョブズシアターで実機を試しました

 アップルの新製品発表会で「AirPods 4」が発表されました。イヤーチップを使わない、開放型ハウジングのスタンダードモデルです。開放型なのにアクティブノイズキャンセリング機能も搭載する上位モデルがあります。スティーブ・ジョブズシアターで実力を体験してきました。

前機種と同じように見えるけど
かなり変わった新「AirPods 4」

 アップルが開放型の「第3世代AirPods」を2021年秋に発売してから約3年が経ちます。新製品の名称はAirPods 4になりました。デザインは一見すると同じように見えますが、実はけっこう変わりました。

ANCを搭載した「AirPods 4」

 数千の耳型データのサンプルと合計5000万以上の個々のデータポイントを参照して、新しく起こしたというイヤホン本体のデザインにより、AirPods Proのようにシリコンイヤーピースを装着しなくても耳にしっかりとフィットします。第3世代のAirPodsは少し本体の形状がコロッとしていたので、耳の小さい方には収まりが悪く感じられたかもしれません。AirPods 4はイヤホン本体の耳に収まる部分の形状が最適化され、スティックがわずかにスリムになりました。筆者もピタッとしたフィット感が得られました。

Apple H2チップを搭載。iPhoneとも好相性

 ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)の効果は良好です。開放型のAirPodsは元から中高域の抜け味がよく、クリアなサウンドを特長としていますが、ANCをオンにすると低音もどっしりと響いて全体のサウンドのバランスが心地よくおさまります。さすがに騒音の大きな場所では耳栓スタイルのAirPods Proの方が高い消音効果を実感できると思いますが、街中を歩きながら移動したり、賑やかなカフェなどの場所ではAirPods 4の消音効果も十分に満足できるレベルだと思います。

適応型オーディオにも対応しています

上位モデルは充電ケースにスピーカーを内蔵

 ANCを搭載しない、より安価なAirPods 4もあります。それぞれの違いはノイズキャンセリング機能の有無だけでなく、ANC機能を搭載する上位モデルがワイヤレスチャージに対応し、iPhoneやMacの「探す」アプリから遠隔探索ができるFind Myの機能に対応します。充電ケースにスピーカーを内蔵しているのも上位モデルの特徴です。

ケースも第3世代AirPodsと比べてコンパクトになりました

 AirPods Maxはデザインと機能はほぼそのままに新しい5色のカラバリ展開になりました。充電用の端子もLightningからUSB-Cに変更されています。USB-CケーブルでMacやiPhoneに接続して有線リスニングが楽しめるのか、これから発表会現地で取材をして確認したいと思います。

AirPods Maxは新しい5色で展開

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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