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COMPUTEX TAIPEI 2023レポート 第13回

動画配信一般化時代に欠かせないAVerMedia製品 日本登場前の新モデルがCOMPUTEX会場で披露

2023年06月01日 16時50分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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 ゲーム録画・配信用キャプチャーデバイスでおなじみのAVerMediaは「COMPUTEX 2023」にブースを出展。今後発売予定のキャプチャーデバイス、マイクなどを展示していた。現時点では価格はまだ決定していないが、順次日本で販売する予定のこと。そこで今回は初披露した製品を中心に最新情報をお届けしよう。

AVerMediaの展示ブース。手前にはセッションスペースを用意。VTuberアバターの操作方法などのプレゼンテーションが実施された

LIVE GAMER 4Kの新モデルは4K/144FPSをパススルー可能

 主力商品であるキャプチャーデバイスで新投入されるのは3製品。まずはキャプチャーカードタイプの「LIVE GAMER 4K 2.1 GC575」。

 「究極のゲーム体験をキャプチャーする」をキャッチフレーズにしており、HDMI 2.1入力ではパススルー機能を実装。ゼロ遅延がうたわれている。最大解像度は4Kp144。PCまたはノートPCでコンソールのゲームプレイを録画・ストリーミングすることが可能だ。

 発売は9月の予定。価格は現時点では未定だが、前モデルとほぼ同じ価格帯とのこと。ただし日本では円安の影響で、為替レートに応じた調整の可能性があるとのことだ。

「LIVE GAMER 4K 2.1 GC575」

 続いてはボックスタイプの「LIVE GAMER ULTRA 2.1 GC553G2」。高品質なビデオキャプチャー、ストリーミングが可能なデバイスで、HDMI入力は最大4K144 HDR/VRRまでに対応し、4Kp60ビデオキャプチャー出力が可能。

 PS5などのゲーム機、スマートフォン、iPad、デジタルカメラなどの映像を、デスクトップPCやノートPCでキャプチャー、ストリーミングできる。こちらも発売は9月の予定。

「LIVE GAMER ULTRA 2.1 GC553G2」

背面にはUSB端子、HDMI入力、HDMI出力端子が装備。筐体は薄型・軽量だ

 こちらはエントリークラスのキャプチャーカード「LIVE GAMER ULTRA HD GC571」。HDMI入力は最大4K60 HDR/VRRまでに対応し、4Kp60ビデオキャプチャー出力が可能。PCI Express 3.0 x1に装着可能で、デバイスドライバーのインストールは不要。手軽に扱えるのがうれしいところだ。

「LIVE GAMER ULTRA HD GC571」

端子はHDMI入力とHDMI出力が1系統ずつ搭載されている

 続いてはマイク。切り替え可能な指向性USBコンデンサーマイクロホン「LIVE STREAMER MIC 350 AM350」。オールメタル製の高級感のあるボディーが魅力的で、ゼロレイテンシーモニタリング、AIノイズ抑制機能、内蔵ポップフィルターを備えている。USB Type-Cを採用しているので、PCに手軽に接続できるのも大きい。

「LIVE STREAMER MIC 350 AM350」

上部にはUSB Type-C、イヤフォン端子が用意されている

 新商品ではないが、注力商品として展示されていたのが、オーディオミキサー/クリエイターコントロールセンターの「LIVE STREAMER AX310」。6オーディオトラックの音声ミキシング機能を備え、操作しやすい物理的なノブを採用。情報表示と操作用の5インチタッチスクリーンを搭載しており操作性が良好。ウィジェットも一目で把握できる。

 高頻度でソフトウェアアップデートが実施されており、VTuberのアバターの操作を手軽にできるデバイスとして話題になっている製品だ。

「LIVE STREAMER AX310」

VTuberアバターの配信に利用できるアプリケーション「CamEngine 4」

 キャプチャーデバイス、マイクは動画配信のクオリティーを大きく左右する。特に配信者の方々にとっては、日本での早期発売が待ち遠しい製品群のはずだ。

 

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