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有名人を検索すると危ない理由

芸能人やYouTuberの下世話な情報を欲しがる人は罠にかかりやすい

2023年03月27日 17時00分更新

文● せきゅラボ

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あの芸能人のマル秘画像が……!?

罠に引っかけるためのエサ

 芸能人、スポーツ選手、YouTuber……有名人の情報はネットにいくらでも転がっていますが、あえて名前を検索してまで知ろうとする機会は案外少ないかと思います。じつはこれ、セキュリティ対策的には非常に良いことなのです。

 有名人の名前で検索すると、芸能ニュースなどに混じって下世話な情報やお宝画像を謳うWebサイトがヒットするはず。とは言え、ワクワクしながらタップしても、ほぼ間違いなく既存の情報を切り貼りしたどうでもよい内容です。それどころか、なかにはお宝ならぬ罠が仕掛けられている可能性すらあります。

 そうした危険なWebサイトでは、興味津々でタップしているあなたをワンクリック詐欺や懸賞を装った詐欺バナーが待ち構えています。今回は、「有名人を検索すると危ない理由」をご紹介しましょう。

※以下は「芸能人をググると危険なWebサイトに遭遇しやすい納得の理由」からの抜粋です。

インターネット検索で最もリスクの高い有名人は?

 世の中にはさまざまなランキングが存在しますが、セキュリティ企業のマカフィーは英語圏を対象にした「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」という一風変わったランキングを毎年公開しています。最新2018年版ではオーストラリアの女優、ルビー・ローズさんが第1位に輝き(?)ました。

 名指しされた人たちにとっては迷惑な話ですが、いったい何をもってリスクが高いのかと言えば、「インターネットで名前+Free pics(無料画像)などといった単語を使って検索した際、その検索結果に危険なWebサイトが多く表示されるから」です。

 では、なぜ危険なサイトが混じるのでしょう? それは悪意ある人たちが有名人をエサにしてネット上に罠を仕掛けているからにほかなりません。

 多少の差はあれど、誰しも有名人のプライベートや非公開の画像には興味を惹かれますが、悪意ある人たちはその欲望を見逃しません。我々が有名人の情報や画像・動画を得るために検索しそうな単語を織り交ぜたWebサイトをあらかじめ構築しているのです。

 そしてそれらのWebサイトを閲覧すると、ウイルスに感染したり、「情報を得るためには登録が必要です」などと巧みに誘導されて個人情報を明け渡すはめに陥ります。

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