Hondaから待望のCセグメント(ミドルサイズ)SUV「ZR-V」が誕生! 4月21日に発売します。その発売を前に、一般道を走行する機会があったのでレポートします。
ZR-Vは全長4570×全幅1840×全高1620mmという立派なボディーサイズのSUV。この大きさのSUVというと、トヨタ「RAV4」や「カローラクロス」、日産の「エクストレイル」、マツダ「CX-5」や「CX-30」あたりの名が挙がります。なかでもCX-5はガチのライバルといえそうです。
FITが出て約1年後にVEZELが出たように、CIVICから約1年を経て誕生したZR-V。そこからわかるように、プラットフォームはCIVICをベースに開発されているとか。パワートレインも2リットル直噴エンジンにモーターを組み合わせたe:HEV(ハイブリッド)と、1.5L直噴ターボの2種類を用意するのも、CIVICと同じ。ようするにCIVICのSUV版が、このZR-Vといっても過言ではありません。ただ、CIVICに用意されているTYPE Rグレードはなく、その代わりに4WDを用意。この辺りはVEZELも一緒で、アウトドアを意識した仕様設定となっています。
イマドキのクルマは、フロントに大きなグリルをつけ、つり目のヘッドライトを付けるのがトレンド。ですが近年のHonda Designは、その流儀からは少し離れているようです。威圧的ではなく優しさを覚えるフロントマスクは、最初は「なんか中途半端だなぁ」と思っていたのですが、ASCII.jpではおなじみのドライブ大好きなモデルで、現在お芝居勉強中の新 唯(あらた・ゆい)さんは「いいじゃないですか」と好反応。「ホイールアーチやボディー形状からSUVらしさ満載なのですが、全高が低いうえに、後端をスラントさせているのでスタイリッシュな印象を受けますね」と、都市型SUVらしさを感じたようです。

この連載の記事
- 第339回 FIATが日本のミニバン市場に投入した「Doblò(ドブロ)」はレッドオーシャンを切り開けるか!?
- 第338回 インド発のバイク! ロイヤルエンフィールド注目の3兄弟車を乗り比べ
- 第337回 日産「SAKURA」の電気を使ってトースターで焼いたパンはおいしいのか寺坂ユミが挑戦!
- 第336回 走りのミニバン! Honda「FREED Hybrid Modulo X」はお茶の間のような快適さが魅力!
- 第335回 「2022年に日本で一番売れたクルマ」HondaのN-BOXに乗ってわかったその理由
- 第334回 日産のコンパクトSUV「KICKS e-POWER」に追加された4WDモデルの実力を新唯が探る!
- 第333回 愛らしく荷物もたくさん乗るルノー「カングー」はスローライフにピッタリなクルマ
- 第332回 電動シティレーサー・日産「AURA NISMO」は走りの高揚感がハンパない!
- 第331回 車中泊=ミニバンの常識を覆す! HondaのSUV「ZR-V」は移動ワークステーションだ!
- 第330回 史上初づくし!? アイドルがポルシェ・タイカンで富士スピードウェイを爆走
- 第329回 売れまくってるHondaのミニバン「フリード」がトヨタ「シエンタ」より優れているポイント
- この連載の一覧へ