ポータブルSSDも大容量時代へ
Samsung Portable SSD T7 Shieldの4TBモデルはLANより18倍速かった
近年はストレージ容量の逼迫度合いが半端ない。昔なら、写真ファイルでも1MBあると大容量と感じていたが、今ではスマホで撮影しても5MBなんて当たり前。一眼レフカメラで撮影したら、JPEGでも15MB、RAWで非圧縮なら100MBにもなる。
写真でさえ大容量が必須になっているのに、動画だとさらに容量を食いつぶす。フルHDから4Kが当たり前となり、ファイルサイズは同じ時間でも3倍以上になる。また、ゲームにしても同様で、50GBは当たり前。100GBを超える作品も多数出てきている。
そんな大容量時代を乗り切るには、大容量ストレージの確保が必要だ。今回は、Samsungが新たに4TBモデルを投入したポータブルSSD「Samsung Portable SSD T7 Shield」について、活用方法を紹介したい。
最大1050MB/秒の読み込み速度を実現
これまでも、2TBモデルを紹介しているが、簡単に「Samsung Portable SSD T7 Shield」について説明しよう。
サイズは88(W)×59(D)×13(H)mmと手のひらサイズで、重量は約98g。ラバー素材に包まれたブラックボディは、高さ3mからの落下にも耐えられ、IP65準拠の防水防塵性を備えている。HDDとは違い物理的に稼働する機構を備えていないとはいえ、ポータブルSSDは外へ持ち出して利用する機会もあるだけに、耐久性が高くないと落としたときにかなり不安。これだけの耐久性を備えていれば、破損によるデータ損失はないはずだ。
USB Type-C端子を備え、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)に対応。シーケンシャルリードで最大1050MB/秒を実現する。実際CrystalDiskMark 8.0.4で計測したところ、スペックどおりの値を記録している。
ポータブルSSDでは紛失の危険性があるが、セキュリティ強化のためパスワード設定が可能。従来の「Samsung Portable SSD Software 1.0」(Windows/Mac/Android OS対応)だけでなく、Windows PC向けの総合ユーティリティソフトウェアである「Samsung Magician Software」でも簡単に設定できる。