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通話しながら相手の声を文字で確認できる「字幕電話サービス」提供開始

 株式会社ネクストジェンは2023年1月17日、株式会社アイセック・ジャパンと開発を進めてきた「字幕電話サービス」について、アイセック・ジャパンにより一般利用者向けに提供が開始されたと発表した。利用料金は月額990円(1通話10分まで90円、10分を超えるごとに90円加算)。利用対象者は聴覚に不自由を感じている一般利用者で、スマートフォンなどの電話機能と、字幕表示が可能な端末を持っている利用者(固定電話とタブレット、パソコンなどの組み合わせも可能)。

「字幕電話サービス」は、オペレーターとAI(音声認識システム)により通話相手の声を文字化するサービス。ネクストジェンとアイセック・ジャパンが2022年3月から開発を行い、サービス利用にあたって問題点などを検証する実証実験を経て、今回サービスの提供が開始された。

 ネクストジェンは「字幕電話サービス」のシステム基盤として音声認識AIと電話機能を提供。アイセック・ジャパンはオペレーターによる手入力での文字化を提供している。ユーザーは、オペレーターが音声を聞いてテキストを打つ「手入力方式」とAIが音声を自動で変換する「音声認識方式」の2種類から選択可能だ。通話は携帯電話、固定電話をどちらでも利用でき、通話をしながらスマートフォンやタブレット、パソコンなどで字幕を確認できる。

 AIによる自動音声認識方式の場合は24時間利用が可能だ。オペレーターによる入力の場合は9時から17時まで利用可能。発信、着信ともに利用できる。

 今後は一般用途だけでなく、ビジネス用途での企業向けの提供も目指すという。また、総務省が掲げるICT政策のひとつ「情報バリアフリー環境の整備」の推進にも寄与したいとしている。

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