横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記 第21回

アーチ水槽にはどんな魚がいるの? クリスマスシーズン限定のサプライズも!

文●坂本祐里子

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 みなさん、こんにちは!

 横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。

 第21回は「アクアミュージアム」で魚類を担当する坂本祐里子がお伝えします。

前回の記事はこちら。
日本で唯一〇〇なアザラシ?? ゼニガタアザラシをご紹介!

※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記

 今回ご紹介するのは「ドルフィン ファンタジー」のアーチ水槽に暮らす魚たち。

 「ドルフィン ファンタジー」に入ってまず目を惹くのはトンネル型のアーチ水槽! 太陽光がふりそそぎ、悠々と泳ぐバンドウイルカ、キラキラと光る魚たちの姿をご覧いただけます。

 ではこのアーチ水槽にはどのような魚が暮らしているのか、一緒に見ていきましょう。

 まずは一番大きな群れを成している、「イサキ」です。

 浅瀬の岩礁域に生息する、体長40cm以上になる魚です。

 幼魚には黒っぽいタテジマ模様が見られ、イノシシの仔に似ている模様から地方によっては「ウリ坊」とも呼ばれます。この縞模様は成長段階でうすくなり、成魚になると不明瞭になります。

 今、イサキを見て「ん?これはヨコジマじゃないの?」と思われた方はいませんか? 実は、魚の縦縞と横縞は、頭を上に、尾びれを下にして見た向きで決まるんです!

 続いてのお魚は… ヨコジマ!「オヤビッチャ」です。

 体にある5本の縞模様は、頭を上にして見ると「横向き」に入っていますね!

 背中の黄色が特徴的な、スズメダイの仲間です。

 この不思議な名前の由来はいくつか説がありますが、沖縄の方言で「綾(ななめに交わる線)が走る」という意味の「あやびっち」から変化したと考えられています。

 最後は、この時期限定のレアな生きものをご紹介!!

 12月の横浜・八景島シーパラダイスで、人間と魚たちの夢と希望を運ぶ生きもの… 

 それはこちら… サンタダイバーです!

 サンタダイバーの持つ白い袋の中には、魚たちの大好きなごはんが入っています。

 クリスマスプレゼントを持ったサンタさんは「ドルフィン ファンタジー」の魚たちから大人気!

  先ほどご紹介したイサキが大喜びでサンタダイバーに近寄ってきていますね。

 皆さんも「ドルフィン ファンタジー」でサンタダイバーを見たらぜひ手を振ってくださいね!!(振り返してくれるかも!?)

 ご友人、ご家族、お一人でも、ぜひこの冬は横浜・八景島シーパラダイスへ!

 さまざまな生きものたちやスタッフ、そしてサンタダイバーが、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

文/坂本祐里子

 埼玉県出身。2022年入社。主にタツノオトシゴ、深海魚、サメ・エイなどの板鰓類を担当。 飼育員1年目!日々異なる姿を見せてくれる生きものたちに魅了されています。


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