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ここが変わったWindows 11 第69回

Windows 11「かゆいところに手が届く」新機能をInsider Previewで公開

2022年12月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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「システムトレイの時計に秒を表示する」にチェックする

 2022年11月18日、Windows 11 Insider Preview Build 25247がDevチャネルにリリースされた。それほど大きくはないものの、かゆいところに手が届くような新機能をいくつも搭載しているので、まとめて紹介しよう。

時計が秒表示になった

 筆者的にインパクトがあったのが、システムトレイに表示されている時計が秒表示に対応したこと。ただそれだけだが、秒表示が好きなので、もちろんすぐオンにした。「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」→「システムトレイの時計に秒を表示する」にチェックを入れればいい。

 ただし、時計の秒表示はInsider Previewユーザーの中でも順次展開中のようで、バージョンアップしても設定が表示されないこともある。どうしても試してみたい場合は、上級者向けツール「ViVeTool」を使えば有効にできる。

スタートボタンを右クリックし、管理者権限でターミナルを起動する

 Github(https://github.com/thebookisclosed/ViVe)から「 ViVeTool-v0.3.2.zip」(11月27日現在)をダウンロードして、展開する。続けて、展開した「ViVeTool.exe」のパスを取得して、管理者権限で開いたターミナルにペーストし、前後の「”」を削除。続けて、オプションの「 /enable /id:41314201」と入力し、「Enter」を押せば良い。「Successfully set feature configuration(s)」と表示されれば成功だ。

「ViVeTool.exe」のコマンドを入力し、「Successfully set feature configuration(s)」と表示されれば成功

 他の変更ポイントとしては、エネルギーに関する提案として、「設定」の「電源」→「Energy Recommendations」で、二酸化炭素排出量を削減するための設定が用意されている。筆者の環境では3分後にデバイスをスリープ状態にしたり、画面をオフにする設定など4項目が表示されていた。横にある「適用」ボタンをクリックすれば設定が変更され、「Apply all」をクリックすれば全適用できる。

電力を節約するための設定が用意された

Windows Insider Blogで紹介されていた画面

 Windows Insider Blogに掲載されている画面には、ダークモードをオンにしたり、画面が消えている時はUSBデバイスを停止させる、といった項目も表示されていたので、環境によって項目が変わりそうだ。

タスクマネージャーのプロセスを絞り込めるようになった

 タスクマネージャーも機能強化されている。検索ボックスが追加され、バイナリ名やPID、パブリッシャー名で絞り込むことができるようになった。プロセスやプロセスのグループをまとめて監視したり、終了させたりできる。

Windowsのアクティブテーマに関係なく、テーマを設定できる

 また、タスクマネージャーの「設定」→「アプリテーマ」で、「システム設定を使用する」以外に、「ライト」や「ダーク」テーマを選択できるようになった。通常は「ライト」テーマだが、タスクマネージャーだけは「ダーク」モードで使うことが可能。

 

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