このページの本文へ

NETGEAR Insightでオフィスネットワークを簡単に管理しよう 第16回

「NETGEAR Insight」で使える3つのキャプティブポータル機能を紹介

キャプティブポータルを設定してお店のフリーWiFiを利益につなげよう

2022年12月08日 08時00分更新

文● 谷崎朋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

フリーWiFiを提供するならキャプティブポータルを活用しよう

 カフェやレストラン、駅や空港などの無料WiFi(フリーWiFi)に接続すると、オススメのメニュー紹介ページや利用登録を促すページが最初に表示されることがある。このWebページのことを「キャプティブポータル」と呼ぶ。

 無料サービスでWiFiを提供する代わりにちょっと広告を見てもらう、登録してもらうというものなので、客側としてもそれほど面倒には感じない。お店などでゲストWiFiを提供する場合は、ぜひ活用したい。

 「NETGEAR Insight」(以下、Insight)では、次の3タイプのキャプティブポータルが利用できる。

 ・Basicキャプティブポータル
 ・Facebook Wi-Fi
 ・Insightインスタントキャプティブポータル(Powered by RaGaPa)

 「Basicキャプティブポータル」は、最初に表示されるページ(スプラッシュページ)にサービス利用規約への「同意(Agree)」ボタンを表示する、ごく簡易的なキャプティブポータルを提供する。ユーザーが同意ボタンを押せば、インターネット接続を開始する。

 スプラッシュページには、タイトルのテキスト、お店のロゴなどの画像、来店客向けメッセージ(最大246文字、半角英数字と記号のみで日本語は不可)、利用規約の文章(最大1000文字)が表示できる。同意ボタンを押した後に、お店のWebサイトへリダイレクトさせることも可能だ。ユーザーに接続を許可する時間の長さ(30分~24時間)も指定できる。

Basicキャプティブポータルで作成したスプラッシュページの例

 次の「Facebook Wi-Fi」は、WiFiへの接続時にお店のFacebookページを表示して、来店客に自分のFacebookアカウントでチェックイン操作をしてもらうことで、フリーWiFiを提供する方式である(チェックインの代わりにパスコード入力を求める方法もある)。お店のFacebookページに掲載した最新情報を見てもらえるほか、来店客のニュースフィードにチェックイン先としてお店の情報が流れるので、ちょっとしたお店の宣伝にもなる。

高機能な「Insightインスタントキャプティブポータル」を使う

 上記2タイプのキャプティブポータルは、Insightで管理しているゲストWiFiならば追加料金なしで利用することができる。ただしいずれも簡易的なものであり、来店客のデータを収集して今後の商品開発やサービス向上に役立てるという意味ではやや弱い。

 その点で、3つめの「Insightインスタントキャプティブポータル」は、そうしたデータ収集に必要なさまざまな機能を提供してくれる本格的なものだ。

 Insightインスタントキャプティブポータルは、RaGaPa社が提供するソリューションとネットギアの無線LANアクセスポイントの連携により機能する。Insight対応のアクセスポイント(WAX6XXシリーズ、WAC5XXシリーズ)やOrbi Proシリーズで利用でき、ライセンス料金はアクセスポイント1台の場合で年額7355円だ(3台パック、10台パック、40台パックも提供している)。キャプティブポータル用のサーバーなどは不要だ。

 こちらのキャプティブポータルでは、豊富な機能を柔軟に組み合わせて思いどおりのキャプティブポータルを作成できる。たとえば、来店客のSNSアカウントを使ったログイン、動画も含む広告の表示、ゲストWiFi利用状況のレポート作成などの機能を備える。

 設定作業もInsightクラウドポータルから行えて簡単だ。標準で用意されているスプラッシュページはロゴ画像(Free WiFiマーク)、背景画像(青空と雲)、タイトルやメッセージ(テキスト)で構成されているが、それぞれをオリジナルのものに変更できる。Basicキャプティブポータルとは異なり、こちらは日本語テキストも表示可能だ。

Insightインスタントキャプティブポータルのスプラッシュページ(初期設定のもの)

Insightポータルからカスタマイズができる

 インターネット接続を提供する前にいくつかのステップを組み込むこともできる。たとえば、オススメ商品やキャンペーン情報などをまとめた画像(最大2MB)や動画(最大3MB)のファイルをアップロードすれば、それらの広告を見てもらってからインターネット接続を提供できる。画像の場合は4秒間表示後、動画の場合は再生終了後に「進む」ボタンが表示される。

 認証(ログイン)機能でユーザーの情報を取得することもできる。SNSアカウント(Twitter、Facebook、LinkedIn)を使った認証のほか、独自にユーザー登録(メールアドレスや氏名、郵便番号などを入力)してもらうことも可能だ。利用規約の中で個人情報の取り扱いについて承諾を得れば、以後はメールでキャンペーン情報などを配信することができる。

 WiFi接続を有料サービスとして提供することもできる。PayPalを決済手段として使い、店舗側では請求額や支払い通貨を設定するだけだ。また無料でWiFiを利用するためのクーポンを発行することも可能で、クーポンをレジなどで配布するようにすれば、フリーWiFiの無断利用や来店客の長居を防げる(利用時間制限をかけることができる)。

 WiFiサービスの利用状況は、Insightポータルのダッシュボードでチェックできる。現在何人のユーザーが接続しているか、一定期間期間中に何人が利用したかといったことがまとめて表示できる。さらに、レポート作成を設定していれば定期的にメールでの自動通知も行われる。

InsightポータルのダッシュボードでWiFiの利用状況を確認できる

(提供:ネットギア)

カテゴリートップへ

この連載の記事