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すべてを高い次元のバランスで兼ね備えた旗艦機!

デザイン、表現力、性能、そのすべてが美しいフラッグシップ機<Yoga Slim 970i>実機レビュー

文●村野晃一/編集 ASCII

提供: レノボ・ジャパン

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提供(PR):レノボ・ジャパン

 レノボから発売された<Yoga Slim>シリーズのフラッグシップモデル<Yoga Slim 970i>を一言で表すとすれば、”とても美しいPC”だ。

 デザインや装飾など、外観的な美しさはもちろんのこと、4K OLEDで表示されるディスプレイの鮮やかさや、Bowers&WilkinsステレオスピーカーによるノートPCとは思えないほど豊かな音響など、とにかく本機から出力されるすべてが美しさを纏って構成されている。

 レノボの<Yoga>シリーズは、今期から女性ユーザーのニーズに向けてもアピールしていく製品ラインアップとして位置づけられているとのことだが、なるほどこれなら確かにファッションにも敏感な女性ユーザー層にも響きそうだ。

 今回は、そんな<Yoga Slim 970i>の実機を試用する機会を得たので、詳しくレポートしていこう。

洗練されたデザインに見るフラッグシップ機たる所以

 <Yoga Slim 970i>は、900番代がナンバリングされたフラッグシップモデルではあるが、いわゆるハイエンドモデルというわけではなく、インテル® Evo™ プラットフォームに準拠しているものの、スペック面に関してだけ言えば、第12世代インテル® Core™ プロセッサー搭載ノートPCの中でも、スタンダードな構成の機種(それでも性能はかなり高いが)と言える。

 そんな<Yoga Slim 970i>をなぜフラッグシップ(旗艦)機と呼ぶのかといえば、やはり<Yoga Slim>シリーズのブランドコンセプトをそのまま体現したようなラグジュアリーなデザインによるところが大きいだろう。

 <Yoga>シリーズは、従来だと黒地に青文字で「YOGA」とプリントされた化粧箱が採用されていたが、本機の化粧箱はストーン地に金の箔押しで「YOGA」の文字が入れられており、開ける前から高級感が滲んでいる。

<Yoga Slim 970i>の化粧箱。これひとつを取ってもラグジュアリーな雰囲気

 当然、中に収められた実機もゴージャスで、天板には3D曲面ガラスを採用し、筐体はアルミニウム合金製。全面になめらかなエッジデザインが施され、いわゆる角と呼べる部分はすべて丸みを帯びていて、キーボード側のヘアラインは鏡面仕上げにもなっている。天板を閉じた際の薄さは約14.9mm。天板と筐体との合わせ目だけ見ると、女性の持つ高級なコンパクトようでもあり、手に持った感触は、ハイブランドなスマホのようだ。

ツルッとしたガラス天板は、高級スマホのような触り心地

 本体カラーは「オートミール」と名付けられた乳白色。キーボード面はアルミの金属的質感を残した白金に近いシルバーで、ともすれば成金的で嫌味なデザインになってしまいそうなところを、ソリッドな一体感でうまくまとめられている。

エッジデザインは丸みを帯びており、キーボード側のヘアラインは鏡面仕上げ。また、天板側が一回り小さくなっていることで、自然な開閉が可能になっている

 レノボでは本機のこのようなデザインコンセプトを「Optimized Design」と呼んでいる。「最適化されたデザイン」という意味だが、見た目の美しさと併せ、パームレスト部にあるタッチパッドは従来機の150%と大型化され、また、底面などに配置されがちだったスピーカーを上面キーボード横に配置するなど、合理的、機能的な変更や再配置も同時になされている。

見た目にも大きくなったと分かり、操作しやすいタッチパッド。キーボード横にスピーカー孔を配している割にキーピッチもしっかり確保されたキーボードに仕上がっている

 キーボードは84キーでバックライト付き。キーピッチは約19mm。キーストロークは約1.1mm程度でやや浅めだが、決して打ちにくいという印象はなく、押下感もそれなりにあって悪くない。エンターキー、右SHIFTキーもしっかりした大きさが確保されており、ミスタイプはしづらい印象だった。

キーボードはバックライト付き

 インターフェースはシンプルで、本体の左側面にThunderbolt™4 対応のUSB Type-C端子を2基とマイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、右側面には、同じくThunderbolt™4 対応のUSB Type-C端子を1基と、カメラの電子式プライバシーシャッタースイッチ、電源ボタンを装備している。

本体左側面には、奥側から、Thunderbolt™4 対応のUSB Type-C端子を2基、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックが配置されている

本体右側面は、奥から電源ボタン、Thunderbolt™4 対応のUSB Type-C端子、電子式プライバシーシャッタースイッチが並んでいる

 本体サイズはおよそ幅315.0 x 奥行き214.4 x 高さ14.9mmと、昨今の14型ノートPCのとしては普通だが、本体質量は約1.37kgあり、バッテリー駆動時間もJEITA2.0基準で約12.2時間と、モビリティ性能に関しては突出して良いとは言えないが、実用範囲。

 持ち運びに関して言えば、製品自体に専用のスリーブケースが同梱されており、会議室への移動の際などにも、おしゃれにかっこよく持参できる。

製品に同梱されているスリーブケース。表面はファブリック調だが、中面はプラ製で革張り加工がなされ、しっかりと形状が保たれる

収納可能なのは本体のみで、電源アダプターなどを一緒に入れるのは厳しいが、ディスプレイクロスを一緒に入れておくくらいの余裕はある

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