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「TikTok creator academy」受講生ノート 第6回

TikTok creator academy 第2期|第7回講義 福岡みなみさん、さとゆさん

人気TikTokクリエイターがライブ配信のコツを伝授! TikTok LIVE攻略法

2022年10月07日 11時00分更新

文● 馬波レイ 編集●村野晃一(ASCII)

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 100組のTikTokクリエイターを対象に、3ヵ月で総額約3000万円の制作支援金、さらに人気クリエイターによるセミナーや参加者同士の交流にてノウハウの共有がなされるなど、次世代のTikTokクリエイターを発掘、支援することを目的にしたプログラム「TikTok creator academy」。その第2期が開催中だ。

 本連載では、TikTok creator academy第2期で行われているセミナーの模様を紹介している。今回はその第7回セミナーの模様をレポート!

*以下記載内容はクリエイター個人の見解であり、TikTokの公式見解ではありません

 第7回のテーマは、「LIVEの基礎とギフティングのもらい方」。講師を担当してくれたのは、億り人ライバーの福岡みなみさんと声真似動画のさとゆさん。

 講座内容は、以下のようなものになっている。

【 第7回講義のまとめ】
・ショートムービーから導線があるTikTok LIVEの利点
・億り人ライバーの福岡みなみさんと、声真似動画のさとゆさん
・キャラクターはブラさずコメントは漏らさず
・ギフトへの感謝は贈ったリスナーも嬉しい

ショートムービーから導線があるTikTok LIVEの利点

 第7回目となる今回のテーマは「LIVEの基礎とギフティングのもらい方」。まずは講師によるセミナーの前段として、TikTok JapanからTikTok内のライブ配信機能であるTikTok LIVEの仕組みとその利点についての解説が行われた。

 TikTok Japanの説明によると、TikTok LIVEも含め、ライブ配信サービスのマーケットはこの5年間右肩上がり。今後の動画領域においてはなくてはならない存在とのこと。

 ライブ配信がトレンドとなっている理由としては、LIVE クリエイターとリスナーがスマホを使って直接コミュニケーションをしているような距離感により、LIVE クリエイターのパーソナルな面が伝わり、熱量の多い視聴者=コアファンが付きやすいから。

 ここでいうコアファンというのはLIVE クリエイターのために時間やお金(ギフト贈呈やグッズ購入)を使ってくれる人を指す。集客や収益において重要なのがコアファンの存在で、イメージ先行型のタレントよりも、現在はコアファンが多いタレントが優位な時代へと変化しているのだという。

 では、TikTok LIVEのメリットとは何か。まず挙げられたのが、2020年8月のサービス開始から1年でLIVE クリエイターの数が1万人を突破していること。そして同様に視聴者数も約1年半でおよそ2倍の視聴者数に成長している。これは他のライブ配信プラットフォームと比べても相当に高い伸び率なのだ。

 TikTok LIVEの具体的なメリットは、ショートムービーのファンに加え新規のフォロワーを獲得できることと、その中から、さらに濃いコアファンを獲得できること。LIVE クリエイター/視聴者数が増加していることに加え、ショートムービーの視聴者にも、ライブ中の画面が表示されるというTikTok LIVEならではの最大の導線があること。他のプラットフォームでは人を集めるために自分で工夫する必要があるが、アクティブユーザーの多いTikTokでは、初めてのライブ配信でも(すでにショートムービーでフォロワーとなっている)多数の視聴者が見込めるのだ。

 コアファンの獲得という点においても、バズった動画を見ていたライトなファンに対して、“同じアプリ内で”ライブ配信に呼び込むことができるのがTikTokの最大のメリット。そうした気軽に見に来たライトファンから、コアファンに転じてもらえる可能性がグッと高まることになる。

TikTok LIVEを使ったことでコアファンを獲得した具体例も紹介された。

億り人ライバーの福岡みなみさんと、声真似動画のさとゆさん

 今回のセミナー講師は、自身のタレント活動・LIVE クリエイターとしての活動に加えてライバー事務所を経営する「福岡みなみ」さん、声真似動画を中心としたエンターテインメント性あふれる動画やライブ配信で知られる「さとゆ(^↓^)地上最強の人」(以下、さとゆ)さん。司会を務めたTikTok creator academy 2期生でもあるWoWキツネザルさんが両氏に質問をする形で進んでいった。

 まずは両氏のLIVE クリエイターとしての経歴を簡単に説明しておこう。福岡さんはLIVE クリエイター活動を以前より芸能活動を行っていたが、コロナ禍で仕事が激減して無収入状態に。生活費を稼ぐために始めたライブ配信ではあったが、もとからの負けず嫌いな性格からランキング1位を目指すことが目標となり、気づけばギフティングによる収入などで累計1億円を稼ぐようになっていたという。

 さとゆさんは、TikTok LIVEの初期段階からライブ配信を開始。以前より投稿していた声真似動画とリスナーの要望に即応えられるライブ配信の相性はよく、ライブ配信をはじめてから登録者が累計20万人増加した。投稿動画にライブ配信が表示されるという、TikTok LIVEならではの導線の強さを感じられるエピソードだ。

司会進行を務めたWoWキツネザルさん。

 ともに「1日3~6時間程度はライブ配信を行う」という両氏だけに「コンビニ感覚で気軽に立ち寄ってもらえる場所だという、「ギフトを贈ってくれる人を楽しませることに注力する」(福岡さん)、「TikTokは出会って2秒が大事なので、いつライブに入ってもおもしろい状況を作る」(さとゆさん)と求める結果はやや異なるものの、目の前にいる“自分と繋がりたい”というファンの気持ちや声を大事にすることがライブ配信では重要だという考えは共通するものだった。

 ライブ配信を行ったことでのフォロワーの増加については、「一番効果的だと感じたのは、投稿した動画がバズった直後にライブ配信を行うこと」だと両氏共口をそろえる。また「ライブ配信をすることで、リアルイベントへの参加やグッズ購入をしてくれるなど、コアファンは確実に増えた」(さとゆさん)との手応えを感じているそうだ。

キャラクターはブラさずコメントは漏らさず

 ライブ配信を行うにあたって意識している自身のキャラクターについての考えも明かした。福岡さんの場合、自身が最初に定めたキャラクターを貫くことが大前提だとした上で「個性的なリスナーに対しても思ったことをバシッと言う“素の自分に感情を盛った”キャラクター像を意識した」と語る。感情の起伏が大きいことで(炎上を心配する気持ちを含む)飽きずにリスナーを獲得できているのだそうだ。

 さとゆさんの海賊を思わせるようなキャラクターは、実は無言配信で知られるLIVE クリエイターの「夏絵ココ」さんにヒントがあったのだという。まるでゲームキャラクターのように決まったリアクションをする夏絵さんの姿に「これなら自分でもできるだろう」とすぐに行動に移した。実際に、腕組みをしてニラミを効かせているだけのカオスなライブ配信をしたところ、その時点でギフトが贈られてきたのだそうだ。しかも、そのライブ配信や動画がきっかけとなり、夏絵ココさんとのコラボ配信まで実現している。

 ライブ配信で重要となる視聴者からのコメントについては、両氏とも「すべて拾う」のが前提だとする。ライブ配信には付きものでもある好ましくないコメントについては、「読んであげないと何度も投稿されるので、読んだ上でスルーする」と柔軟姿勢のさとゆさんに対し、福岡さんは「むしろ好ましくないコメントはイジってあげることが大事。そこからファンになる人もいる」と強メンタルを覗かせる場面も。それは(贈られたギフトのポイントで変動する)ライブ配信のランキングという“綺麗事が通じない勝負の世界”で勝ち抜いてきたからこその発言だとも言えるだろう。

ギフトへの感謝は贈ったリスナーも嬉しい

 ギフトを贈ってくれたユーザーを喜ばせるためのポイントについても触れられた。さとゆさんの秘訣は「とにかく感謝のリアクションを示すこと」。それも、自分が思っているよりも大げさな表情や身体の動きでなどを見せることを欠かさないという。

 福岡さんも、嬉しさや驚きの感情などでリアクションを示すことが大事だと同意をする。その上で「ギフトをたくさん贈ってくれる人は仕事を頑張って稼いでいる人で、“どうしてもランキングで勝ちたい”という諦めない姿勢に共感してギフトを投げてくれる。自分の配信には価値があるんだという自身を持って配信していくことが大事」だと、自身のポリシーを説明した。

1~約40,000コインまでさまざまな種類があるギフト。

 ライブ後の分析結果でなにを重視するかという質問に対しては「視聴人数とギフトを贈ってくれた人の数」だという福岡さん。「私の中では1コインでもアイテムを投げてやり取りしてからがリスナー」と定義しているというだけに、ギフトの量とライブ配信の内容は比例すると考えているそう。そのため、いい配信ができたなら、次回はその要素をさらに強めることを意識しているのだと語る。

 一方のさとゆさんは「ライブを見てくれたリスナーの視聴時間」との回答。「上位10人まで表示されるリストに名前があるのはコアなリスナーなので、名前を覚えるなど特に大事にする」のだという。その中にはコメントやギフトをせず見ているだけの人もいるそうだが、イベントに来場してくれるなどコアなファンであるために重視しているのだそうだ。

ライブ配信後に確認できる詳細な視聴データ。この数値の分析から浮かび上がってくることもある。

 同じトップライバーであっても視点やアプローチが異なる両氏。今後の豊富について、以下のように語り、セミナーを締めた。

福岡さん
「ライブ配信についてのハウツー本を初めて出版したのはおそらく自分。自分以外のTikTok LIVE クリエイターにも活躍してほしいので、健全な市場になるようソーシャルメディア以外の媒体でもその面白さや人との出会い、生活の支えになったことなどを広めていきたい。その上で、さらに新しい使い方ができないかと考えている」。

さとゆさん
「これからやりたいことに常に挑戦できるよう、もっと自分のことを知ってもらえるように活動していきたい。例えばキャラクターにちなんだ海賊居酒屋を開きたいと思ったときに知名度があったほうがいい」。

 本連載では、今後もTikTok  creator academyでの講座内容を随時紹介していく予定だ。次回もお楽しみに!

TikTok creator academyとは?

 TikTok creator academyとは、次世代のTikTokクリエイターを発掘、支援することを目的にしたプログラムです。現在第2期が進行中で、応募者の中から選ばれた約100組のクリエイターには、2022 年 7 月 から3ヵ月にわたり、TikTokより制作支援金として約10万円x 3ヵ月が支援されます。また、参加者には特別なプログラムとして、クリエイター同士の交流促進となるサポートや、特別なワークショップやセミナーを通して、動画の制作方法やフォロワー数を伸ばすためのコンテンツ戦略について学ぶ機会が与えられます。

【TikTok creator academy プログラム内容や特典の紹介】
[ 1 ] 約10万円 x 3ヵ月の制作支援金
[ 2 ] 豪華講師陣によるセミナーへの参加(7月~9月の間に2回ほど実施)
[ 3 ] 毎週行われるセミナー/交流会への参加(平日月、水、金いずれかの7pmから開催予定)
[ 4 ] 同期クリエイター同士で交流が出来るコミュニティへの招待・参加

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