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エレコム「NESTOUT アウトドアバッテリー」シリーズのデザインが高評な理由

2022年07月01日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: エレコム

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世界で権威あるデザイン賞のひとつ「iFデザインアワード2022」金賞を受賞したアウトドアモバイルバッテリーシリーズ「NESTOUT」。左から5000mAh、10000mAh、15000mAh

伝統的なキャンプ用品を思わせるフォルムと
最高レベルの機能性――これぞまさに“金”

 最優先すべき対象が機能だからといって、それがデザインを疎かにしてよい理由にはならない――機能を優先するあまりデザイン性を問われることの少ないIT関連機器業界にあって、このことに意識的なのが「エレコム」だ。

 事実、創業間もない1988年に発売された「EGGMOUSE」シリーズは、日本初となる卵型マウスだったし、1994年には世界なデザインコンサルティングファーム「フロッグデザイン」と提携した「Lunaris」シリーズを発売してもいる。

 一貫してデザインワークにこだわってきた「エレコム」の歴史を知る人には、2022年3月に発売されたアウトドアモバイルバッテリーシリーズ「NESTOUT(ネストアウト)」の革新的なデザインも、“当然”として受け止めているのかもしれない。

 だが、翌4月に世界で権威あるデザイン賞のひとつ「iFデザインアワード2022」において、最高位となる金賞に輝いた事実には、誰もが驚いたに違いない。金賞授与について、iFデザインサイドから次のようなステートメントが発表されている。

 「NESTOUTのアウトドア用バッテリーシリーズは、一貫性の高いデザインと細部へのこだわりが特徴です。伝統的なキャンプ用品を思わせるフォルムと、ポータブル照明、(略)、クリーンエネルギーによる電力供給という最高レベルの機能性を兼ね備えています。これぞまさに“金”です」

 ここで注目したいのが、最大の賛辞を贈られたのがモバイルバッテリー単体ではなく、シリーズ全体に対してということだ。iFデザインアワードが評価する「NESTOUT アウトドア モバイルバッテリーシリーズ」とは、どのように誕生したのか? 開発の背景と経緯を探ってみたい。

NESTOUT アウトドア モバイルバッテリーシリーズの専用ギア。置いて吊れるミニ三脚が付属したLEDランタン。LAMP-1とFLASH-1

NESTOUT アウトドア モバイルバッテリーシリーズの専用ギア。高交換効率パネルを採用し、電流チェッカーを備えたソーラーチャージャー。2パネルと4パネルをラインアップする

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